2017年10月6日
千葉大学病院と薬局が連携して地域住民の健康サポート
千葉大学は5日、千葉大学医学部附属病院とイオンが、地域住民の健康増進を促進するため、千葉大学病院が開発した地域医療連携システム「「SHACHI (シャチ)」を、2018年初頭から千葉県内イオン薬局28店舗で導入開始することを発表した。
SHACHI (Social Health Assist CHIba) は、千葉大学病院が開発した健康管理&情報共有アプリで、患者がスマートフォンなどを使って医療関連の情報を閲覧し、自身の健康情報を管理できるシステム。医療・介護関連機関や家族間でも情報を共有することができ、患者本人の同意を得た上で、医療機関は診療に関する記録を登録したり、他施設から記録を閲覧したりすることができるようになる。
イオングループの薬局ではSHACHIに登録された情報を活用することで、重複処方の回避はもとより、一人ひとりの病状に合わせた服用相談など、かかりつけ薬局としての機能強化につなげていく。
SHACHIは総務省「クラウド型EHR高度化事業」に採択されており、システム間を連携する基盤を整備してデータの共有を進めることを目指し、その一環としてイオングループと連携する。千葉大学病院では、今後も医療機関や介護施設との連携を進め、千葉市、市原市を中心とする患者が安心して療養できる基盤づくりを促進していきたいとしている。
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