2017年11月6日
明星高校1年生が高大連携教育で「CompTIA IT Fundamentals」に合格
明星中学校・高等学校は1日、同高校の生徒が、全世界共通のITスキル指標とされている「CompTIA認定資格」の一つである「CompTIA IT Fundamentals(コンプティア アイティーファンダメンタルズ。「ITF」)」にチャレンジし、見事高校1年生で合格したと発表した。
文部科学省により情報の科学的な理解に裏打ちされた情報活用能力を身につけることの重要性が打ち出されるなか、その能力を評価する「ITF」は日本をはじめ、175の国・地域における企業や教育機関で配信されている。「CompTIA認定資格」の取得者は200万人以上にのぼる。受験にあたっては、高大連携の取り組みの一環として、同一法人の明星大学情報学部が主催する講座を受講し、ITの基礎知識を培った。
明星高等学校の生徒が「ITF」にチャレンジするきっかけとなったのは、総合学習の時間を利用して高大連携プログラムの一環として開かれた授業。「実は知らない『情報』の世界」と題して、明星大学情報学部の長教授・丸山准教授およびCompTIA日本支局のコンサルタントが特別出張講義を行った。そこで興味を持った生徒2名が、同大学で8月29日から9月2日までの5日間にわたり実施された、集中講座・学内試験を受講することになった。
「ITF」は、コンピュータシステムやネットワークなど、ITスキルの基礎を養う標準的な問題で構成されており、明星大学情報学部では次のステップである「ITパスポート」や「CompTIA A+(エープラス)」、「基本情報技術者試験」などに向けた自主的な学修への足掛かりとして取得を奨励している。同学部でこの資格取得に向けた講座を開設してから、今年で7年目となり、高大連携プログラムとして、高校生の受講を受け入れたのは今年が初めて。今回最終的に試験を受験したのは1名のみだったが、高校生での受講率はまだ低く、明星高等学校の2名のチャレンジは同大学内でも高く評価されている。
関連URL
最新ニュース
- みんなのコードとキンドリルジャパン、広島県の「商業高校の情報教育改革支援」実施(2024年4月25日)
- ガイアックス、兵庫県内の中高を対象に「起業」をテーマにした探究プログラムを無償提供(2024年4月25日)
- 鎌倉市、エン・ジャパンを通じて新設ポジション「教育行政職」の2人を採用(2024年4月25日)
- 国際ドローン協会、千葉の中学生の集団下校をドローンで見守り巡回(2024年4月25日)
- 立命館大学、AI 翻訳「Mirai Translator」の活用により学生の読解スピードが向上(2024年4月25日)
- Griteen、女の子に特化したプログラミング教室「Griteen」を開校(2024年4月25日)
- FCE、生成AIプロンプトプラットフォームの導入校に早稲田摂陵高校、岡山学芸館中・高が決定(2024年4月25日)
- ストリートスマート、「Google認定教育者 資格取得支援セミナー」5月開催(2024年4月25日)
- デジタル・ナレッジ、オンライン授業・eラーニング導入を検討している大学向け事例紹介(2024年4月25日)
- エプソン×スタディラボ、浜学園にシームレスに家庭とつながるプリントサービスを提供(2024年4月25日)