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2017年12月15日
理経、「避難体験VR」のモバイル版を開発し提供開始
理経は14日、バーチャルリアリティー(VR)を活用し、火災からの避難を体験できる「避難体験VR」のモバイル版を開発し、提供を開始したと発表した。
MXモバイリングと連携し、同社が開発した「VR消火体験シミュレータ」と共通のハードウェアを使用することで、火災避難と消火体験の2つのコンテンツを実施できる。
「火災避難」は、避難誘導灯を頼りに自分で避難経路を判断し、非常出口まで避難する一連の流れをVR空間上で実施。避難誘導灯が見えづらいといった実際の火災現場を再現している。
一方、「消火体験」は、消火する際の一連の動作を、訓練用消火器を実際に使用して行うことができる。訓練用消火器のホース部分に取り付けたコントローラを操作し、VR映像上でホースの向きを変えながら消火剤を放射して消火を行うなどのリアルな体験ができる。
必要な機材はスマートフォン・VRヘッドセットだけで、電源や通信環境は必要ない。ワイヤレス設計のため、場所や時間を選ばずに使用できる。
また、これまではコンテンツごとに対応したハードウェア構成が必要だったが、今回MXモバイリング社と共同で開発を行い、共通のハードウェアでの体験ができるようになった。これにより運営時の負担や煩雑さが軽減するという。
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