2018年2月19日
AIが導入されたら現在のスキル・知識で対応できないが7割 連合調査
連合では「AI (人工知能) が職場にもたらす影響に関する調査」を行い、16日その結果を発表した。
それによるとAIの認知率は約9割。AIのイメージとしては、1位「記憶力や情報量が多い」2位「ミスが少なく正確」3位「複数の事象を把握・対応できる」などとなり、「臨機応変な対応ができる」「創造性がある」とイメージした人は4割未満にとどまった。
AIの普及に関する意識を訊ねたところ、AIの普及に「期待している」は5割半で、金融・保険業で高かった。AI導入で「自分の仕事が変わる」と3人に2人が予想、4割半ばが「仕事が楽になる」と考えている。2割半ばがAI導入で労働時間が「減る」と予想しており、減少予想は運輸、金融・保険業で高く、長時間労働の緩和に期待していることが窺えた。
また、金融・保険業では半数以上が職場で働く人数が「減る」と回答、賃金については6割半ばが「変わらない」、2割半ばが「減る」と予想した。「自分が働いている間は、AIによる仕事への影響はない」と考える人が5割近くに上り、AIの活用で「勤務先が維持・成長・発展する」と答えた人は約6割だった。
さらにAIを使った仕事に関する意識では、職場にAIが導入されたら「AIを使って仕事をしたい」が4割強。AIが導入されたら現在のスキル・知識で対応できるかという質問には、「できると思う」3割強、「できないと思う」7割弱となった。
AIに関するスキルアップの訓練を「公的な教育機関、専門学校」など企業外で受けたいとする人が4割、「自分が働く企業の研修施設、業務時間中のOJT」で受けたい人が3割強となった。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)