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2018年4月23日
アストラゼネカとNICT、AI活用した医薬業界向け自動翻訳システムを共同開発
アストラゼネカと情報通信研究機構 (NICT) は17日、医薬業界に特化した自動翻訳システムの共同研究に関する実施契約を締結した。
近年、日本と海外の国とが同時に治験を実施する国際共同治験が主流となり、迅速かつ適切な翻訳へのニーズが高まっていることを踏まえ、両者は、NICTの最先端のAI翻訳エンジン「TexTra」を使って、医薬分野に特化した精度の高い自動翻訳システムを共同開発することに合意した。
NICTは総務省とともに「翻訳バンク」の運用を行い、翻訳データを集積して日本の翻訳技術の多分野化・高精度化に取り組んでいる。アストラゼネカは、同社の対訳データをNICTに提供し、医薬分野に特化した翻訳システムの実用に向けて共同で検証を行うとともに、カスタマイズされた翻訳システムの使用権利を獲得する。
医薬分野に特化した高精度の自動翻訳システムが開発されることで、翻訳作業が効率化し、新薬をはじめとする薬事申請をより迅速に行えるようになることが期待される。
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