2018年7月10日
クラーク記念国際高校、浜学園と学校設定科目「ロボット数学Ⅰ・Ⅱ」を開発
クラーク記念国際高等学校は9日、「数学エリート育成塾」を運営する浜学園グループと提携し、これまで浜学園グループが中学生向けに行ってきたロボットを活用した数学教育を、高校生向けプログラムとして新たに開発、来年度から、数学的な思考力・判断力・応用力を高める学校設定科目として「ロボット数学Ⅰ・Ⅱ」を導入すると発表した。
このロボット数学教育は、人にわかりやすいリアルなロボット体験を通じて、1)数学概念の実感理解(数学概念のグラウンディング)、2)興味深いロボット課題のトライによる数学応用力の涵養、3)ロボット実用例の紹介を通じた数学が役立つことへの理解を介して、教育効果を高めるもの。
「ロボット数学Ⅰ・Ⅱ」では、高校で学習する数学の単元を、ロボットの実習を交えて履修することができる。ベクトルや三角関数などを、ロボットの座標や関節角度などと関連付けて学ぶことで、元来、公式を覚えるだけだった数学が、公式を活用する観点から学ぶことができるようになり、より学ぶ楽しさを体験できるようになるという。
実習を通して、学習内容がどのように現実で使われているかということが体感できるため、実学としての数学を楽しみながら学べると共に、数学的プロセスの側面から問題解決能力を育むことが可能となる。
「ロボット数学Ⅰ・Ⅱ」のカリキュラム設計にあたっては、浜学園グループと共同開発する他、東京大学の佐藤知正名誉教授、千葉工業大学先進工学部の林原靖男教授、埼玉大学大学院理工学研究科の琴坂信哉准教授、ロボットの開発をしているヴイストンの監修を得たという。
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)











