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2018年7月11日
エンジニアを目指す女性の比率が対昨年比200%に グルーヴ・ギア調査結果
グルーヴ・ギアは6日、同社が2015年11月から運営する完全未経験者を対象としたエンジニアへの就職支援サービス、「GEEK JOB (ギークジョブ)」で、未経験からエンジニアを目指している人のうち、女性参加者の比率が大きく増加し、前年比2倍となる33.5%になったと発表した。
経済産業省発表の調査結果*1によると、日本全体で見た現在のエンジニアの中での女性の比率は16%となっており、男女比としては10年前からさほど変化していない。GEEK JOBの参加者に関しても同様に、サービス開始から2017年9月時点では、女性参加者は全体の15%と、現在の市場のエンジニアの比率とほぼ同じだった。
変化が見られ始めたのは2017年10月からで、昨年末には女性の比率が徐々に増え始め、2018年3月には30%に到達、現在では全体の33%になった。2017年9月時点で15%だった女性参加者が今年6月時点では33%と、2倍以上の比率に増加している。
GEEK JOBは、単なる「プログラミングの学習サービス」ではなく、エンジニアへの就職を前提とした学習サービスとなっているので、GEEK JOBへの女性参加者の増加は、プログラミングに興味のある女性が増えたのではなく、エンジニアを目指す女性が増えていることを表しているという。
同社では、今まで「男性の仕事」というイメージが強かったエンジニアが、働き方改革や社会のIT化によって、世間的なイメージが変わってきているようだとしている。
力仕事は少なく、実務の中である程度のスキルを身につければ産休や育休を取得したあとの復職も容易で、さらにリモートワークを導入する企業も増えてきており、育児をしながら在宅で仕事をすることもできるなど、エンジニアという職種は女性の社会進出において課題とされている部分の多くをカバーでき、実際にそこに魅力を感じてエンジニアを目指すひとも多くいるという。
来年以降、エンジニアという職種が持っていた「男性の仕事」というイメージが払拭され、日本のエンジニアの男女比は劇的に変化するかも知れない。
*1:「2017年 情報サービス産業 基本統計調査 P27.」
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