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2018年10月3日

OSTech、クラーク記念国際高校での人型ロボットプログラミング授業を公開

アウトソーシングテクノロジー(OSTech)は1日、クラーク記念国際高等学校秋葉原ITキャンパスで5月から行っている、人型ロボット「NAO」のプログラミング授業を公開した。

授業風景

授業風景

本授業は、ロボット専攻、ゲーム・プログラミング専攻の生徒を対象にした選択専攻の授業で、週1日2コマずつ、全38コマの授業を、年間を通して行うという。

コミュニケーションを目的とした人型ロボットのアプリケーション開発を行うことで、プログラミング「技術」だけではなく、相手に伝える表現力や会話の流れを組み立てる思考力、想像力を身につけることを目的としている。

NAOでプログラムを実行

NAOでプログラムを実行

この日の授業では、人が言ったこと、やったことに「NAO」が「どう返すか」というルールを記述するスクリプトを作成して、人とロボットのやりとりが出来るようにプログラミングするというもの。Pepper をコントロールするためのアプリケーションにも使われている「Choregraphe(コレグラフ)」というソフトウェアーを使って、人の発言やアクションに対する対応をプログラミングする。

コレグラフを使ったプログラミング言語の仕組みや書き方を学んだ後、生徒たちは、「コンビニやホテルの受付を想定した、2~3回のやりとりをプログラミングしよう」という課題に挑戦した。

秋葉原ITキャンパスの土屋正義キャンパス長

秋葉原ITキャンパスの土屋キャンパス長

「NAO」を使ったロボットプログラミング授業の意義について、クラーク記念国際高等学校秋葉原ITキャンパスの土屋正義キャンパス長は「これまでもロボットを使ったプログラミング学習には取り組んでいて、国際大会に出場するような成果も挙げてきました。しかし、同様の内容を小学校でも行うような時代になってきました。より高度で、社会の変革にも対応できる能力を育むために“NAO”の対話型プログラミングに取り組んでいます。論理的思考力を身につけて、実社会で使われている様々なプログラミング言語にも対応できるようになって欲しいです」と期待を語った。

クラーク記念国際高等学校は、「表現教育」、「国際教育」、「ICT教育」を教育の柱に掲げる「全日型通信制」*1の高校で、全国のキャンパスに1万1000名以上の生徒が在籍している。中でも秋葉原ITキャンパスは「ICT」や「表現」分野に力を入れ、先進的な取り組みを行っている。

*1:「全日型通信制」とは、「通信制」の場合に就労として想定される時間も学習に充てる就学方式のことで、生徒一人ひとりに合ったカリキュラムを充実させることが出来るという。

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クラーク記念国際高等学校

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