2019年1月25日
「国際教育デー」世界教育フォーラムで100万人の若者マニフェスト発表
1月24日は「国際教育デー」。今週ロンドンで開催された「世界教育フォーラム」で、世界の若者が世界の指導者に対し、学校や学校の周辺で起きている子どもに対するさまざまな形態の暴力の撲滅へのアクションを求めるマニフェストが発表された。
世界中の子どもと若者を代表して、南アフリカのクタゾ・シリマさんと米国のジョナサン・フランカさんがフォーラムに参加。ハイレベル会合に参加した各国閣僚に対し、学校を安全・安心な場所にするために子どもたちや若者が必要としていることをまとめた「暴力撲滅のための若者によるマニフェスト (#ENDViolence Youth Manifest)」を発表した。
マニフェストは、親、保護者、学校、政策立案者、コミュニティに望むこととして、生徒の意見を真剣に聞くこと、明確なルールを設定すること、武器を規制する法律を制定すること、登校・下校の安全を確保すること、安全な学校施設を提供すること、教員やカウンセラーに必要な研修を行うこと、知識やスキルの子どもたちへの提供を含め、性暴力問題に取り組むことを求めている。
また、生徒たち自身に望むこととして、他者に優しくあること、暴力を報告すること、自ら行動することを呼びかけている。さらに、生徒一人ひとりの文化的背景や、ジェンダー、出自、障がいの有無、性的指向、国籍、人種、民族、移民であるか否か、宗教的背景などの違いにかかわらず、学校が多様性に富み寛容の場であること、そして、暴力を受けた生徒はもちろん、暴力的な行動を起こした生徒も含め、すべての生徒が守られる場であることを求めている。
マニフェストは、世界160カ国以上の100万を超える若者からユニセフに寄せられた声や、世界各地の学校で子どもたちの主導で実施された#ENDViolence Youth Talksシリーズと呼ばれる対話集会を通じて集められた提案を参考にしながらまとめられた。
関連URL
最新ニュース
- 生徒と学びの距離感を近づける「すらら」、全学年を盛り上げた3つの仕掛け/岡山県立和気閑谷高等学校(2024年3月28日)
- 親子で違う通信制高校に期待すること、不安なこと=クリスク調べ=(2024年3月28日)
- リスキリング施策で重視するスキルは「データ活用」がトップ= Reskilling Camp調べ=(2024年3月28日)
- すららネット、数学的思考の土台を固める「仕事に役立つ数学基礎コース」開始(2024年3月28日)
- 電子書籍を現在利用しているのは37.9% = Appliv TOPICS 調べ=(2024年3月28日)
- 渋谷区教育委員会とInspire High、「探究的な学び」の充実に向けた連携協定を締結(2024年3月28日)
- コドモン、山口市の放課後児童クラブ59施設にICTサービス「CoDMON」導入(2024年3月28日)
- エッジ×光文書院、読み上げの合理的配慮へ小学校のテスト音声化サービス開始(2024年3月28日)
- ビスケット×AkaDako 、授業でセンサープログラミングを体験できる教材を販売開始(2024年3月28日)
- EDIX東京、生成AI×教育の今が学べるセミナーを連日開催(2024年3月28日)