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2019年5月22日
世界最大の「高校生科学コンテスト」で日本代表が部門優秀賞など6賞受賞
高校生のための世界最大の科学コンテスト「インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)2019」が12日~17日に、米国アリゾナ州フェニックスで開催され、日本代表の生徒たちが部門優秀賞など計6賞を受賞した。
このコンテストは、1950年から毎年開催されており、70回目の節目となる今年は80の国と地域から1842人の高校生が参加。自分たちの研究をポスター形式で披露し合った。
日本からは、四つ葉のクローバーの発生条件に関する研究や深層学習を用いた肺の異常を検知する方法に関する研究などで、12組21人が参加した。賞金・奨学金などの総額は約500万ドル(約5億5千万円)。
Intel ISEFは、世界約400カ所で開催される提携コンテストに約700万人の高校生が参加するところから始まる。そのコンテストから選ばれたファイナリストが、毎年5月に米国で開催されるIntel ISEFに派遣される。
日本では、Intel ISEFの提携コンテストである「高校生科学技術チャレンジ(JSEC)」(朝日新聞社・テレビ朝日主催)と「日本学生科学賞」(読売新聞社主催)から選ばれた高校生が日本代表として派遣。
Intel ISEFのOB・OGが中心となって組織するNPO法人「日本サイエンスサービス」(NSS)の主催する合宿研修など、約半年間に渡る英語プレゼンテーションなどの準備を経て、出場している。
今年は、空気中に含まれる鳥類の環境DNAを簡便な装置で検出する方法を提案した静岡県立掛川西高の岡本優真さんと塚本颯さんの研究が動物科学部門で優秀賞2等に輝くなど、計6つの賞を受賞した。
岡本さんと塚本さんが受賞したアリゾナ大学賞は日本代表としては初の大学奨学金受賞という快挙。
トップの賞となるゴードン・ムーア賞には、脊椎再建のためのリアルタイムで稼働する外科手術ナビゲーション補助器具を開発したアメリカ代表Krithik Rameshさんが選ばれ、賞金7万5000ドルが贈られた。
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