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2017年5月23日

科学研究の国際大会、日本代表の高校生が受賞ラッシュ

日本サイエンスサービスは22日、ロサンゼルスで5月14日~19日まで開催された「インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)2017」において、日本から12組20名の高校生が参加し、5組9名が受賞したと発表した。

日本代表集合写真

日本代表集合写真

Intel ISEFは、米国の非営利団体(SSP)が主催し、67年の歴史がある世界最大規模の科学自由研究の国際大会。賞金・奨学金などの総額は約400万ドル(約4億5千万円)。

世界中で開催される400以上の予選大会に、合計700万人の高校生が参加するところから始まり、最終的に約1800人以上の高校生たちが75を超える国や地域の代表として集まる。現在、日本からの出場者は、ISEFと提携している「高校生科学技術チャレンジ(JSEC)」(朝日新聞社・テレビ朝日主催)と「日本学生科学賞」(読売新聞主催)でそれぞれ代表が選考されている。

各賞は、22の研究分野ごとに優秀賞1~4等が選出。今回受賞した優秀賞2等は、それぞれの研究分野の上位約7.5%に送られるもので、たいへん優秀な成績を収めたことになるという。優秀賞以外には、55以上の団体から300以上の特別賞(奨学金・インターンシップ等を含む)が用意されている。

受賞者の情報

発表者:福満 和さん
研究タイトル:ローダミンBの赤い繭・青い繭
英文タイトル:Red and blue silk threads obtained from silkworms reared on artificial diets containing rhodamine B and methylene blue
学校名:島根県立益田高等学校
受賞内容:[優秀賞] 動物科学部門2等

発表者:吴 慧怡さん
研究タイトル:人工光合成の研究−酸化タンタル/タンタル板を使った二酸化炭素からギ酸の生成と可視光応答−
英文タイトル:Artificial Photosynthesis: Novel Visible Light Response and Formic Acid Generation from Carbon Dioxide Using Tantalum Oxide/Tantalum Plate
学校名:市川学園 市川高等学校
受賞内容:[優秀賞] エネルギー:化学的部門2等

発表者:田渕 宏太朗さん
研究タイトル:ファンプロペラの効率アップー風を変えるシンプルな表面加工ー
英文タイトル:Single and Simple Groove Addition Improves Propeller Efficiency
学校名:南山高等学校男子部
受賞内容:[優秀賞] 機械工学部門2等

発表者:越田 望月さん、小泉 ひなたさん、古枝 志緒さん
研究タイトル:飛行機雲の研究Ⅱ
英文タイトル:Estimation of the Humidity in the Upper Troposphere using Contrails Formed by Airplanes
学校名:青森県立青森南高等学校
受賞内容:[特別賞] アメリカ気象学会賞 佳作

発表者:野辺 愛耶さん、近藤 紀香さん、福澤 咲知子さん
研究タイトル:オオアメンボAquarius elongatusの水面波への応答について
英文タイトル:Water Surface Vibration Signals Utilized by the Japanese Water Strider, Aquarius elongatus, to Locate Prey and Mate
学校名:長崎県立長崎西高等学校
受賞内容:[特別賞] アメリカ音響学会賞 佳作

*注意
研究タイトル(和文)は、日本国内の提携フェアで発表した際のもの。
学校名は、国内の提携フェアに出場した際(2016年12月)の所属。

関連URL

Intel ISEF情報サイト

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