2016年9月2日
ユニセフがスマホゲームでアフリカの水支援
日本ユニセフ協会は1日、8月1日から10月31日まで実施中の、途上国の子どもたちへ安全な水を届けるための活動「TAP PROJECT (タップ・プロジェクト)」の2016年度特別企画として、9月1日から11月3日まで、スマホで遊べるミニゲーム「DIGITAL TAP WATER ADVENTURE (デジタル・タップウォーター・アドベンチャー)」を公開すると発表した。
「DIGITAL TAP WATER ADVENTURE」は、スマートフォンを傾けることで水滴を操作し、日本から世界を巡りながらアフリカのマダガスカルに水が届けられる様子を、擬似体験することができるゲーム。きれいな水が飲めない子どもたちの現状について身近に感じてもらい、改善を支援するのが目的。1回のプレーにつき100円が、本プロジェクトに賛同した日本製粉から参加者に代わり日本ユニセフ協会に寄付され、TAP PROJECT JAPANの支援先のマダガスカルで、ユニセフが実施する水と衛生事業に役立てられる予定。
ゲームの方法は、まずスマートフォン、またはタブレットで「TAP WATER ADVENTURE」の特設サイトにアクセス。スマートフォンを傾けて水滴を操作し、世界の国々のランドマークを獲得しながら、マダガスカルを目指すもの。ゲーム終了後は、入手したランドマークによってシェアできる画像が変化する。なお、パソコンからは参加できない。
TAP PROJECT では本デジタル企画のほかに、期間中、レストランやカフェなどの飲食店で提供された水に対して募金活動が実施され、イベントを通じて広く支援が呼びかけられている。2009年から日本で始まったこのプロジェクトでは、これまでの支援によって、マダガスカル共和国で、ソーラーパワーを利用して水を汲み上げ給水する簡易水道施設を、学校や保健センターを含むコミュニティに2基設置したほか、47の小学校とコミュニティに対して、45ヶ所の井戸や給水施設、学校に142基のトイレがつくられたという。
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