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2019年5月23日
東大発AIスタートアップ「ACES」、画像認識サービス「SHARON」の提供開始
東京大学松尾豊研究室発のAIスタートアップ「ACES(エーシーズ)」は22日、第3者割当増資による資金調達を実施し、ヒューマンセンシングを中心とした画像認識サービス「SHARON(シャロン)」の提供を開始したと発表した。
SHARONは、ヒトの顔認識、感情や行動の分析、モノの検知などを実現する組み込み型の画像認識アルゴリズムパッケージ。最先端のAIアルゴリズムが実現する「機械の眼」を、様々なビジネスシーンに柔軟かつ手軽に組み込むことができる。
特にヒトの認識アルゴリズムに強みを持ち、専門家が注視する必要があったヒトの心の動きの把握や、身体動作を伴う業務のパフォーマンス分析などで高い効果を発揮する。
今回のシードラウンドの資金調達の引受先は、AI研究で著名な東大松尾研究室の関係者が運営するVCファンド「Deep30投資事業有限責任組合」と、「経営共創基盤」の2者。
同社は、調達した資金を、SHARONの研究開発やエンジニアをはじめとした人材採用に活用し、さらなる成長を図る。
また、今回の資金調達に合わせて、松尾教授と、経営共創基盤パートナーで日本ディープラーニング協会理事の川上登福氏が、同社の顧問に就任した。
同社は、AIの共同研究開発やアルゴリズムパッケージの提供を行っている。最先端のAI研究開発能力をいかし、Deep Learning技術を始めとしたアルゴリズムの力で、実社会をシンプルにし、だれもがいきいきと生きられる社会の実現に貢献していく方針。
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