2019年5月31日
企業人の95.5%が「自発型学習が必要」と回答 =Schoo調査=
Schooは30日、同社の法人向けオンライン学習サービス「スクービジネスプラン」利用者を対象に実施した、「自発型学習についてのアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、会社から言われた研修だけではなく、「何を学ぶか自分自身で決めた学習が必要」との回答が95.5%もあり、企業で働く社会人の大多数が自発型学習の必要性を実感していた。
その理由としては、スキルアップ(33.3%)、成果を出すため(28.9%)など、今の仕事に直結する学習をするには自発型学習がよいという理由のほかに、内面の成長のため(23.4%)、将来の転職や独立のため(15.9%)など、人生100年時代を見据えた長期的な学び直しを視野に入れた回答も見られた。
だが、大多数の回答者が自発型学習への必要性を感じている一方で、実際に自発型学習にかけている時間は1時間未満が最も多く(46.7%)、学習への壁があるのも事実。
自発型学習を阻害する要因として、「時間がない」(41.3%)、「お金がない」(19.5%)、の他に「他にやりたいことがある」(15.1%)といった学習以外への興味とどう折り合いをつけるかも問題となっている。
また、「目標がない・学習すべきことが分からない」(合計15.7%)と、意欲はあっても何から手を付けていいのか分からないというのも自発型学習に伴う課題だった。
こうした課題を解消するために、従業員が企業に求める要望として、「自発型学習のための費用負担」(14.1%)、「就業中に学習することに関する職場理解の促進」(12.9%)が挙げられ、企業の自発型学習への理解・促進が重要となっている。
同調査は、「スクービジネスプラン」利用企業に就業する社会人199人を対象に、昨年11月15日~2月20日にかけて、インターネットで実施した。
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