2022年11月11日
事務職女性、83%が「スキルを身につけたい」も、39%は「何を身につけたらいいか分からない」 =ラフター調べ=
ラフターは10日、事務職経験がある20~30代の女性100人を対象に実施した、「スキルとキャリアに関する意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、全体の91%が「事務職になる前に勉強をしておけばよかった」と回答。勉強の内訳は、「office系ツール」32%、「パソコン」11%、「タイピング」3%など、PC関連などのOAスキルが46%を占めている。
また、やはり全体の91%が「事務職に就いて苦労したことがある」と回答。苦労した内容は、「office系ツール」、「タイピング」、「PC関連」などのOAスキルが21%で、その他が49%を占めている。
そのほか、「マルチタスクが苦手なため、スケジュール調整やタスク管理に苦労した」、「同僚との連携や先を見通すことが大事だと知っておきたかった」などの声も寄せられた。
事務職で「キャリアの悩みはあるか?」を聞いたところ、全体の90%が「キャリアの悩みがある」と回答。悩みの内容については、「スキルアップ」36%、「キャリアアップ・雇用形態」30%、「やりがい」13%などとなっている。
具体的には、「事務職の評価が低く、評価基準がほしいと感じている」、「ベテランも初心者も同じような仕事をするのでキャリアアップしにくい」、「誰でもできて能力面では評価されづらいのでスキルアップは難しい」などの意見が挙げられた。
事務職において「自分で何かしらのスキルを身につけようと思うか?」を尋ねたところ、全体の83%が「スキルを身につけたいと感じている」と回答したが、そのうち39%が「どんなスキルを身につけたらいいか分からない」と答えている。
具体的には、「Excelなどは具体的にわかるが、ほかのスキルは具体的に何を学べば良いのかわからず、コミュニケーションなどのスキル習得に終始している」、「過去に簿記などの勉強はしているが、もっと事務スキルをあげるにはあと何をしていいか分からない」などの声が寄せられた。
また、「お金を払ってスキルを学ぶ必要があると思うか?」を聞いたところ、60%が「お金を払ってまで学ぶ必要はないと感じている」と回答した。
その理由として、「安い給料のために頑張れない」、「資格よりも年齢や実務経験が重視されるから」、「自分がお金を払って学ばなくても、OJTである程度できるようになるから」「独学でどうにかなりそうだから」といった意見が寄せられた。
この調査は、事務職経験がある20~30代の女性100人を対象に、10月にインターネットで実施した。
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