CompTIA認定資格、「SecBoK2019」へのマッピングを公開

CompTIA(コンプティア) 日本支局は20日、情報セキュリティ知識項目の「SecBoK2019」に対するCompTIA認定資格のマッピングを発表した。

SecBoK(Security Body of Knowledge)は、日本ネットワークセキュリティ協会の教育部会で作成された情報セキュリティ知識項目。

ITベンダー・セキュリティベンダーだけでなく、多くの企業でセキュリティ人材育成の際の参考資料として活用されている。

また、SecBoK2019では、NIST(National Institute of Standards and Technology:米国国立標準技術研修所)が公開しているセキュリティ対策基準「NIST SP800-181(NICE Cybersecurity Workforce Framework)」で定義された52ロール(役割)とのマッピングが行われており、グローバル標準と連携されている

CompTIAでは既に、NIST SP800-181のフレームワークに対するCompTIA認定資格のマッピングを発表している。

重要インフラ企業やグローバル企業での関心が高いNIST SP800-181だけでなく、今回 SecBoK2019へのマッピングを提供することで、国内企業に対し、セキュリティの各職務に対する知識の客観的な視える化に貢献。

今回のマッピングで、各IT業務で必須となる実践力、応用力を評価するCompTIA認定資格の特徴から、SecBoK2019で定義されるロールの「主要な」タスクや知識、スキルにおいて、網羅的にカバーしていることが判明している。

このマッピングを参照することで、合理的・客観的に人材を教育、評価できる領域が明確になり、研修計画作成や評価方法の合理化、効率化につながる。