2019年7月29日
楽天みん就、2021年大卒生「インターンシップ人気企業ランキング」を発表
楽天が運営するクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」(「みん就」)は26日、2021年卒業予定の学生を対象に調査した「インターンシップ人気企業ランキング」と、「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」を発表した。

それによると、「インターンシップ人気企業ランキング」では、プログラムの充実化を図った「ニトリ」が、昨年の3位から順位を上げ、総合1位にランクインした。
同社のインターンシップでは、商品開発やマーケティングなど、最大4つの業界を体験できる充実したプログラムが人気を集めている。
ランキングを業界別にみると、銀行系で、「三菱UFJ銀行」(53位→19位)と「三井住友銀行」(85位→42位)が30以上も順位を上げている。昨今低迷が続いていたメガバンクに人気復調の兆しが見られた。
また、総合ランキングでは、「三井ホーム」が昨年の235位から34位へと大躍進。志望理由別ランキングでも「プログラムが実際の仕事内容と近い」、「企業担当者のイメージが良い」で、それぞれ1位にランクインした。
今年新たにランクインした「アロージャパン」(8位)は、脱出ゲームを取り入れたユニークな選考プログラムが学生の注目を集めた。
学生が、インターンシップを選ぶ基準としてプログラム自体の魅力や成長機会を重視する中で、実践・体験型で独自性のあるプログラムを実施する企業が上位にランクインした。
一方、「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」は、今回が初めての発表。それによると、総合ランキングでは、「ヤフー」が1位にランクインした。
次いでランクインした「LINE」(2位)や「楽天」(5位)、「ぐるなび」(9位)を含め、WEBサービス企業4社がトップ10入りした。
これら4社では、職種やテーマごとに分けた体験型のインターンシップを実施しており、幅広い層の学生が参加できることが支持を得たようだ。
WEBサービス以外では、「アクセンチュア」(6位)や「野村総合研究所(NRI)」(10位)といったコンサル系企業2社がトップ10入りした。
コンサル系企業では、「プログラムが実際の仕事内容と近い」という志望理由別のランキングで、2位に「デロイト トーマツ コンサルティング」(総合31位)、5位に「アビームコンサルティング」(総合26位)、6位に「大和総研ホールディングス」(総合21位)がランクインした。
両調査は、「みん就」に登録している2021年卒業予定の学生を対象に、4月4日~6月22日にかけて、インターネットと「みん就」主催の就職イベント会場でアンケートを実施し、合計2365人から回答を得た。
「インターンシップ人気企業ランキング」の調査対象企業約400社、「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」の調査対象企業約200社から、学生がインターンシップに参加したい企業を5社ずつ選択。各企業を志望する理由を回答したものを、「みん就」が独自の算出方法で集計した。
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