2019年10月28日
親が考える「AI時代に生き残る職種」、医療・教育・クリエイティブ=ワコム調べ=
ワコムは、子ども(小学生~中学生)を持つ、東京・名古屋・大阪在住の30~50歳までの男女計540人を対象に実施した、「職業に関する意識調査」の結果をまとめ、25日に発表した。
それによると、今後10年間でAI(人口知能)やRPA(ロボットによる業務自動化)などで業務が自動化されても生き残るであろう職種を尋ねたところ、「医療・介護系」(55.2%)、「研究・教育系」(47.4%)に次ぐ3位に「デザイナー・クリエイター系」(40.0%)がランクインした。
現在、「デザイナー・クリエイター系」の仕事に就いている人は1.3%と少数派だったが、10年後には増えると考える向きが多いようだ。
「デザイナー・クリエイター系」の仕事が残ると考える理由は、「芸術的センスが必要な仕事だから」(72.7%)が最も多く、次いで、「何もないところから新しいものを生み出す発想力が求められる仕事だから」(46.8%)、「決められた仕事を行うのではなく、仕事を作る立場だから」(42.1%)という順だった。
現在の仕事別で比較すると、「研究・教育系」に関する仕事している45人のうち27人(60.0%)が、「デザイナー・クリエイター系」の仕事が今後10年間で生き残ると回答している。
また、今後、AIやRPAによって失業者は増えると思うかを尋ねたところ、「増える」(60.4%)の回答が、「増えない」(21.3%)を大きく上回った。
今回の調査から、人工知能やロボット技術が進化していくなか、10年後というそう遠くない未来でも、働く環境が変わっていくという危機感を持った父兄が半数以上いることが分かった。
また、10年後に残ると予測された職業は、教育や医療などの必要分野が上位にランクする中、発想力と新たな仕事を生み出す力が求められるクリエイティブな仕事も上位にランクされた。
この調査は、小学生から中学生の子供を持つ東・名・阪の30~50歳の男女を対象に、9月13日~24日にかけてインターネットで実施。有効回答数は540人。
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