2019年12月13日
POL、理系学生が就職先として注目する企業ランキングを発表
採用サービス「LabBase(ラボベース)」を運営するPOLは12日、理系学生246人を対象に実施した、「就職先として注目している企業」などに関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。

それによると、理系学生が就職先として注目している企業の1位はソニー、2位は富士フィルム、3位はパナソニック・野村総合研究所という結果になった。
以下、ベスト10までを見ると、5位:トヨタ自動車、6位:アクセンチュア、7位:三菱重工・デンソー、9位:旭化成、10位:AGCとなっている。
上位に大手メーカーやコンサルティングファームが並んでいるのが特徴的で、「LabBase」利用企業も14社がランクインしていた。
また、専攻分野ごとに、注目企業1位にあげられた企業をピックアップすると、「情報系専攻」はNTTドコモ、「電気・電子工学専攻」ソニー、「機械工学専攻」三菱重工、「化学専攻」三菱ケミカル。1社に人気が集中しているわけではなく、希望がバラついているのも特徴的だった。
就職先を選ぶ上で重要視している観点を質問したところ、「自分のスキルや専攻が活かせるか」と「年収」を重視する学生がともに6割を超えた。一方で、「海外勤務の可能性」「研修の充実度」を重視する割合は低かった。
これを専攻分野別に見ると、化学専攻者は「年収」を重視する割合が61.7%と高かった。
また、上位1項目以外の項目で比較すると、情報系と機械工学を専攻する学生は「勤務地」を重視する割合が高く、化学・生物学を専攻する学生は「ワークライフバランス」を重視する割合が高かった。
一方、「就職したくないと感じる企業の特徴」を聞いたところ、「自由度が低く業務に無駄の多い典型的な日本企業」、「人事の態度が悪い」、「残業が多い」、「将来性がない、または低い」、「給料、年収が低い」などの意見が出た。
この調査は、理系学生(学部3年〜博士課程3年)246人を対象に、10月23日〜31日にかけて実施した。
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