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2019年12月25日

OutSystems、3300人のITリーダー対象に実施したグローバル調査結果を発表

OutSystemジャパンは24日、アプリケーション開発環境の現状および開発やデリバリー担当部門が直面する課題を調査した「第6回年次調査レポート」の日本語版を公開した。


「アプリケーション開発の現状(2019・2020年版):ディスラプションに対するITの準備態勢は?」と題したこの調査レポートは、世界中のあらゆる業界、数千社で活躍する3300人以上のIT専門家による詳細な調査結果を分析し開示。

IT部門マネージャー、エンタープライズアーキテクトや開発者たちが、現在の様々な課題にどのように対処しているのかを詳細に洞察。アプリケーションの開発やデリバリーにおける優先順位や課題、さらにはIT部門がデリバリーまでのスピードを短縮するために採用している戦略などについて分析している。

調査レポートによると、2019年中のデリバリーが予定されているアプリケーションの数は、昨年の調査から60%増加。

従業員が500人を超える組織では、ITプロフェッショナルの65%は年内に10個以上のアプリケーションのデリバリーを予定し、38%は25個以上、15%は100個以上のデリバリーを予定していると答えている。

昨年、回答者の54%が「Webアプリケーションのデリバリーにかかる平均期間は4カ月以内」と答えたが、今年は、この割合が61%に上昇。

モバイルアプリケーション開発の状況は昨年からほとんど変わっておらず、4カ月以内のアプリケーションデリバリーを実現している割合は平均55%にとどまっている。

また、ITプロフェッショナルの64%が「アプリケーション開発のバックログを抱えている」と答えている。その内の19%は、アプリケーションのバックログが10個を超えている。

この1年間でアプリケーション開発の「バックログが減少した」と答えた割合は39%だけで、50%は「ほぼ同じ」であると回答。

もう1つの重要な調査結果は、ローコードはもはや先駆者や一部の先進企業だけのものではなくなったということ。

例えば、回答者の41%は自らの所属する組織がローコードアプリケーション開発プラットフォームを「既に利用している」と答え、さらに10%が「近く使用し始める」と回答。

昨年の調査レポートで、すでにローコードを使用していた回答者は34%、さらに9%が「近く開始予定」と回答していたが、今回の結果はこの採用見通しに近いものとなっている。

回答組織の大多数は、過去1年間に複数のアプリケーション開発職を採用している。そのような採用が「容易である」と述べた回答者は15%だけで、多くの専門分野については採用が「困難である」「非常に困難である」と報告。

このような採用の取り組みにもかかわらず、アプリケーション開発チームの規模が1年前よりも拡大した組織の割合は36%にとどまっている。

過去1年間でアジャイルツールやサービスに投資した組織は60%だった。ただし、平均的なアジャイルの成熟度スコアは5段階中2.7で、ほとんどの組織はまだ段階的なアジャイルプロセスにおける定義プロセスの段階(=「開始間もない段階」または「基本的段階」)。

ほとんどの組織は、過去1年間に顧客中心のプラクティスに投資。アジャイル(60%)、デザイン思考(30%)、カスタマージャーニーマップ(20%)、リーンUX(11%)など。

こうした努力が拡大しつつある反面、まだ多くの組織ではアジャイルの成熟が遅れており、平均して「開始したばかり」と「定義を確立済み」の間の段階にあると評価されている。

今回の調査は、第3者機関に委託し、今年3月に、6大陸、数千社で働く3500人以上のITプロフェッショナルを対象に実施した。回答者の主たる職務は、アプリケーション開発者34%、アプリケーション開発マネージャー11%、CIO/CTO/開発・IT部門リーダー10%、アーキテクト10%など。

関連URL

「調査レポート」(日本語版PDF48ページ)全文

OutSystemsジャパン

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