2020年1月31日
初めてスマホを子どもに持たせた親の約8割は利用ルールを決めている =MMD研究所調べ=
MMD研究所は、2019年12月20日~2020年1月6日の期間でスマートフォンを所有する13歳~18歳の男女849人と、2019年以降に子どもにスマートフォンを持たせた親1000人に「親と子どものスマートフォン利用ルールに関する調査」を実施、その結果を30日に発表した。

スマートフォンを所有する13 歳~18 歳の男女849 人を対象に、初めてスマートフォンを持った時、嬉しかったことを聞いたところ、最も多かった回答は「友達や家族とLINE で連絡が取れるようになったこと」で62.1%、次いで「SNS が利用できるようになったこと」が55.5%、「ゲームができるようになったこと」が53.5%となった。

続いて、利用しているアプリのジャンルや特定のアプリを聞いたところ(複数回答可)、「LINE」が94.3%と最も多く、次いで「動画再生アプリ」が82.1%、「Twitter」が76.2%となった。男女別にみると女性は「Instagram(74.2%)」や「写真加工アプリ(62.8%)」など多くの項目で男性に比べて多く、男性は「ゲームアプリ(67.4%)」、「ナビゲーションアプリ(26.1%)」などが女性に比べて多かった。

スマートフォンを所有する13 歳~18 歳の男女849 人を対象に、日常生活を送る上でのスマートフォンの必要度を10段階で評価してもらったところ、「10(とても必要)」が43.5%で最も多かった。

また、日常生活を送る上でなぜスマートフォンを必要だと思うのか理由を聞いたところ、最も多かった回答は「親や友人と連絡が取れなくなるのが不便だから」で59.1%、次いで「気軽に音楽を聴きたいから」が54.9%、「動画が観たいから」が52.9%、「SNS がしたいから」が51.6%となり、本レポートの最初に触れた「初めてスマートフォンを持って嬉しかったこと」と類似の結果となった。

2019年以降に子どもにスマートフォンを持たせた親1000 人とスマートフォンを所有する13歳~18歳の男女849人を対象に、それぞれ親子間のコミュニケーションがとれていると思うかを聞いたところ、親の74.9%、子どもの81.4%が「コミュニケーションがとれている」と回答した。

スマートフォンを所有する13歳~18歳の男女849 人を対象に、スマートフォンを利用する上でマナーや危険な目に合わないように普段から気を付けているかを聞いたところ、「とても気を付けている(30.0%)」、「ある程度気を付けている(51.2%)」と気を付けていると回答した人が81.2%と8 割を超える結果となった。

また、スマートフォンを利用する上でマナーや危険な目に合わないように普段から気を付けていると回答した人(n=670)に当てはまる項目を聞いたところ(複数回答可)、最も多かった回答が「SNS 上で顔や個人情報(本名など)を明かさないようにしている」が52.8%、次いで「SNS やメールで怪しいリンクは開かないようにしている」が52.1%と、子どももSNS の利用方法について気を付けている傾向が分かった。

2019 年以降に子どもにスマートフォンを持たせた親1000人に子どもとスマートフォンを利用する上でのルールを決めたかどうかを聞くと、「何かしらルールを決めている」が79.2%、「特にルールを決めていない」が20.8%と約8 割の親が子どもとスマートフォンのルールを決めていることがわかった。

また、「何かしらルールを決めている」と回答した人(n=792)を対象に、決めているルール内容を聞いたところ(複数回答可)、最も多かったルールは「アプリ内課金やアプリのダウンロードに関するルール」で38.4%、次いで「スマートフォンを利用する時間に関するルール」が35.7%、「スマートフォンを利用する場所や場面に関するルール」が29.9%となった。
調査概要
「親と子どものスマートフォン利用ルールに関する調査」
・ 調査方法:インターネット調査
【子ども】
・ 調査対象:スマートフォンを所有する13 歳~18 歳の男女849 人
・ 調査期間:2019 年12 月20 日~2020 年1 月6 日
・ 設問数 :13 問
【親】
・ 調査対象:2019 年以降に子どもにスマートフォンを持たせた親1,000 人
・ 調査期間:2019 年12 月24 日~12 月27 日
・ 設問数 :20 問
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