2026年3月12日
塾の講師に求めるもの、塾経験者の44%が「教え方のうまさ」と回答=NEXER調べ=
NEXERは11日、長崎市の学習塾「桑原塾」と共同で、塾に通った経験、または子どもを通わせた経験がある全国の男女300人を対象に実施した、「塾の講師に求められる資質に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「塾講師に最も求めるもの」を聞いたところ、最も多かったのは「教え方のうまさ」44.0%で、以下、「熱意・やる気を引き出す力」21.3%、「合格実績・指導経験」12.0%、「子どもとの相性」11.3%、「面倒見の良さ」3.0%、などと続いた。塾講師には、分かりやすく教える力を土台としながら、子どものやる気を引き出し、目標に向けて着実に導く力も求められているのが分かる。
「教え方のうまさ」と回答した塾経験者からは、「どんなに知識があっても、分かりやすく伝えられなければ意味がないと思うから。教え方が上手であれば、理解が深まり、やる気の向上や成績アップにもつながる」(30代・女性)などの声が寄せられた。

次に、「良い講師」だと感じた具体的なエピソードがあるか聞いたところ、23.3%が「ある」と回答。約4人に1人が「この講師は良い講師だ」と心に残る体験をしていることが分かった。寄せられた具体的なエピソードに共通していたのは「一人ひとりの生徒に向き合う姿勢」。分かるまで付き合ってくれた、やる気がなくなった時に臨機応変に対応してくれた、否定せずまず受け止めてくれた、などが挙げられ、学習指導そのものだけでなく、人として寄り添う関わりが信頼につながっているのが伺える。

また、「塾の講師と学校の教師で、求める役割に違いがあるかどうか」について聞いたところ、半数以上の55.7%が「違いがある」と回答。塾講師と学校の教師では、期待される役割がはっきりと異なると考えている人が多いようだ。具体的には、学校の教師には、学習面に加えて生活指導や社会性の育成までを含めた幅広い関わりが期待される一方、塾講師には、学力向上に向けて成果を出す専門性が求められている。

最後に、塾の講師から受けた影響で、「今でも役に立っていることがあるかどうか」を尋ねたところ、「ある」と回答したのは14.7%で、割合としては多くはないが、塾で受けた影響が何年、何十年と経った今もなお生きているという人が一定数いるのが分かる。具体的にどのようなことが役に立っているかを聞いたところ、「本当に理解できるようにするためには相手に問いかけて自分の言葉で話させるといいということ」(20代・女性)、「勉強が趣味みたいになっていたので、困難に直面した場合でも、なんでも自分で考えられる能力が身に付いた」(50代・女性)などの声が寄せられた。
注目すべきは「自分で考える力が育った」「あきらめない姿勢が身に付いた」といった、学びへの向き合い方に関する回答が多く見られたこと。塾の講師は、教科の知識だけを教えているわけではない。学ぶ姿勢や自信、困難に向き合う力といった、その後の成長にもつながる大切な土台を育てていることが伺えた。
この調査は、事前調査で「塾に通った経験、または子どもを通わせた経験がある」と回答した全国の男女を対象に、2月24日~3月5日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は300人。
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