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2020年3月4日

10代の6割以上が「毎日、動画コンテンツを視聴」 =ジャストシステム「Fastask」調べ=

ジャストシステムが運営する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・ キャンプ)」は3日、全国の17歳~69歳の男女1100人を対象に実施した「動画& 動画広告月次定点調査」の2019年総集編をまとめ発表した。

同定点調査は2017年6月から毎月1回実施しており、今回、2019年1月~12月までの調査データを総集編としてまとめた。

それによると、「毎日、動画コンテンツを視聴している」と回答した人の割合は、2017年12月度調査では22.1%、2019年12月度調査では31.6%と、この2年間で9.5ポイント伸⻑。

2019年調査で、「毎日、動画コンテンツを視聴している」人の割合を年代別でみると、10代(63.0%)、20代(43.5%)、30代(29.5%)、40代(24.5%)、50代(28.0%)、60代(17.0%)となっており、10代の6割以上が毎日、何らかの動画コンテンツを視聴していた。

「週に1回以上、動画を視聴する」人のうち、「1日あたり平均60分以上、動画コンテンツを視聴する」人の割合は、2019年調査では34.8%だった。2017年調査(26.7%)と比較すると、8.1ポイントの増加。

2019年調査で、「1週間に1回以上、動画を視聴する」と答えた人のうち、最も多くの人が「普段、動画コンテンツを視聴するプラットフォーム」として挙げたのは「YouTube」(87.4%)で、続いて「Twitter」(33.1%)、「Instagram」(26.2%)だった。

2017年調査では、やはり「YouTube」(89.2%)が最も多く、次いで「Twitter」(31.1%)、「LINE」(22.5%)で、「Instagram」は21.8%。この2年間、「YouTube」は突出して動画プラットフォームとして利用率が高いことが分かった。

「動画コンテンツを投稿する」人の割合は、2019年調査では34.8%で、2017年調査時(29.0%)と比べて、5.8ポイント増加していた。

2019年調査で、「動画コンテンツを投稿する」人を男女別にみると、男性38.4%に対し、女性は30.9%で、男性の方が動画コンテンツの投稿に積極的。

動画視聴経験者のうち、リアルタイムに配信される「ライブ動画を視聴したことがある」人の割合を年代別にみると、2019年調査では10代(50.5%)、20代(60.3%)、30代(53.6%)、40代(45.3%)、50代(35.9%)、60代(33.8%)で、20代が最もライブ動画の視聴経験者の割合が高かった。

また、「ライブ動画を視聴するプラットフォーム」として最も多くの人から挙がったのは、やはり「YouTube」(73.8%)。次いで「Instagram」(29.4%)、「ニコニコ生放送」(28.7%)だった。

ライブ動画の視聴経験者のうち、「ライブ動画を自身でも配信する」人の割合は、2017年調査では16.0%、2018年調査16.8%、2019年調査19.0%で、年々増加傾向。

2019年調査で、「ライブ動画を自身でも配信する」と答えた人の割合を年代別でみると、10代(36.7%)、20代(36.0%)、30代(12.3%)、40代(9.8%)、50代(6.5%)、60代(6.1%)で、10代と20代はいずれも3割を超えた。

2019年調査で、最も多くの人から「動画広告を見かけたプラットフォーム」として挙がったのは「Youtube」(78.3%)。年代別にみても、10代(84.0%)、20代(72.4%)、30代(80.2%)、40代(80.8%)、50代(78.7%)、60代(77.1%)で、全年代で「YouTube」が首位だった。

各年代ごとに2番目に多かった動画プラットフォームをみると、10代は「Instagram」(30.7%)、20代と30代は「Twitter」(20代31.4%、30代19.0%)、40代は「インターネットのWebサイト」(17.7%)、50代は「LINE」と「インターネットのWebサイト」(ともに15.4%)、60代は「インターネットのWebサイト」(25.7%)だった。

2017年調査と2019年調査を比較して、「動画広告を見かけた」と答えた人の割合が最も増加したのは「Instagram」で(2017年12.0%、2019年調査16.0%)、4.0ポイントの増加。

2019年調査で、「Instagram」で「動画広告を見かけた」人の割合を年代別にみると、10代(30.7%)、20代(25.6%)、30代(15.9%)、40代(11.5%)、50代(9.6%)、60代(5.5%)。最も「Instagram」で動画広告に接触しているのは10代で、約3割が見かけたと回答。

SNSやキュレーションアプリのタイムラインに配信される動画広告のエンゲージメント率について、2017年調査と2019年調査を年代別に比較したところ、10代は34.2%(2017年調査)と38.6%(2019年調査)、20代は29.4%と44.2%、30代は21.8%と25.4%、40代は14.5%と16.9%、50代は17.2%と10.3%、60代は12.4%と13.8%だった。

この2年間で、50代だけ、SNSやキュレーションアプリのタイムラインに配信される動画広告に対するエンゲージメント率が下がった。

今回の調査は、2019年1月〜12月の間、毎月1回実施。 調査対象は、Fastaskのモニターのうち、17歳~19歳の男女50人ずつと、20歳~69歳までを10歳ごとに男女100人ずつ割り付けて回収(合計1100人)した。

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調査データの詳細(全315ページ)

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