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2020年4月8日

オンラインで楽しむ横浜美術館

横浜美術館では、臨時休館中もオンラインで楽しめるさまざまなコンテンツをウェブサイトで公開している。アーティストへのインタビューや展覧会の展示風景などを、写真、テキスト、動画などにより楽しむことができる。


企画展「澄川喜一 そりとむくり」では、東京スカイツリーのデザイン監修でも知られる抽象彫刻のパイオニア・澄川喜一の最新作を含む約100点の作品・資料によって、60年あまりに及ぶ創作活動の全貌を回顧する。

横浜美術館コレクション展「横浜美術館の西洋美術 木版挿絵からボルタンスキーまで―絵画・版画・写真・彫刻」(2月15日~5月24日)は、同館で初めての西洋美術だけのコレクション展。同館所蔵の西洋作家による絵画、版画、彫刻約1000点と写真コレクションの中から約260点を、美術史の流れに沿って紹介する。

将来活躍が期待される若手作家を紹介する小企画展New Artist Picksでは、今回は柵瀬茉莉子の個展を開催する。柵瀬は一貫して「縫う」ことを表現手段とし、主に木片や木の葉、花びらといった自然物を素材に制作してきた。同展では、これまでの作品の展開を追うとともに、生まれ育った佐島(神奈川県横須賀市)を舞台とした作家の個人史をテーマに新作を発表する。

「ヨコハマトリエンナーレ2020」は、横浜市で3年に1度開催される現代アートの国際展。今回は通常の展覧会だけでなく、「エピソード」と呼ぶイベントの2部構成からなる。そこに、思考の出発点(ソース)を共有するための「ソースブック」と名づけた書物を加え、世界に対する認識の拡張を試みる。

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