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2020年5月21日
早稲田システム開発、展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」が松江歴史館に導入
早稲田システム開発は19日、同社のミュージアム向け無料ガイドアプリ「ポケット学芸員」のサービスが、松江歴史館に導入されたと発表した。なお、同館は現在休館中だが、同アプリによるコンテンツの閲覧可能。
増加する外国人来館者へのサービスとして音声ガイド端末の貸出を行っていたが、今般の新型コロナウイルス感染拡大防止対応のため、端末の貸出を停止。それに代わるサービスとして、来館者が持参するスマートフォンを利用しての情報案内を行うこととなり、「ポケット学芸員」を導入。
従来から同館で利用中のクラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」の機能でもあり、利用しやすかったこと、また導入館や利用者が多いサービスであったことが、採用の決め手となったという。
同館では、文字による解説を中心に、一部の解説には画像も添付されている。日本語と英語はすでに配信されており、今後中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、フランス語も配信予定。また、隣接する松江ホーランエンヤ伝承館ではこれらの言語はすでに配信済み。
「ポケット学芸員」は、スマートフォンを利用して展示解説を閲覧・視聴できるガイドアプリ。ひとつのアプリを複数のミュージアムで共用的に使える点が特徴で、スマートフォンにインストールしておけば、全国のサービス実施館で展示ガイドを利用することができる。
ガイド内容は、それぞれの博物館・美術館が独自に工夫して制作する仕組みを採用。館によってテキスト画面だけでなく写真や動画、音声など多様なスタイルで情報が配信されている。
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