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2020年5月22日
日本マイクロソフト、「2020 Imagine Cup 世界大会」で日本のSyrinxが準優勝
日本マイクロソフトは20日、2020 Imagine Cup 世界大会で日本のSyrinxが準優勝したと発表した。
今年で 18 回目を迎える Imagine Cup は、テクノロジーに対する想像力と情熱を最大限活用し、学生達が社会における重要な課題の解決に向けて、革新的かつ包括的なソリューションを生み出すことを目指す大会。今回も世界中の数千人もの学生から、地域や世界のコミュニティにインパクトを与える可能性のあるイノベーティブなアイディアの応募があったという。
ハッカソン、オンライン・セミファイナル、そして Microsoft Teams を通じたバーチャルでの地域別決勝大会が行われ、最終的に6チームが2020年の優勝トロフィーをかけ最大の発表の舞台となるMicrosoft Buildデジタルイベントで行われる世界大会決勝戦の切符を手に入れた。
世界大会決勝戦は、決められた短い時間内でのプロジェクトプレゼンテーションで幕を開け、最終選考に進むファイナリストとして、香港のTeam Hollo、日本のTeam Syrinxと米国のTeam Tremor Visionが選ばれた。
世界大会では、セラピーを必要とする若者の受診を促進するため、Azure analyticsとAI サービスを活用したメンタルヘルスをサポートするウェブアプリケーションを開発した、香港大学のTeam Holloが優勝した。
日本のSyrinx は準優勝。声を失った人が再び話すことを可能とする、首に装着する電気式人工喉頭(EL)を開発。世界中で 30 万人以上の人々が毎年声を失っている。しかしながら、従来のELでは、ロボットのような単調な声しか作ることができず、発声の際に片手を使う必要がある。チームは、社交や意思疎通の妨げの原因となるこのような問題を解決したいと考えたという。
Syrinxの機器は、使用者の喉を震わせ、口の動作に合わせて音を作る。その際、Azure Notebooksの技術を利用してニューラルネットワークを使って声の特徴を学び、振動音を作成。これにより、Syrinxの機器を使用することで、男女の音声パターンの違いに関わらず、より自然な人間の声を作り出すことが可能になったという。
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