2020年7月1日
アルク、高等学校における英語4技能指導の実態を調査
アルクは6月30日、「アルク英語教育実態レポート」第18弾となる「高等学校における英語4技能指導の実態-4技能向上に効果的な授業モデルと評価法-」を発表した。
調査は、同社が主催するセミナーの参加者や、同社が発行する情報誌「英語の先生応援マガジン」の読者など、アルクと接点のある高校の英語教師を対象に今年1月~2月に行われ、1224名の有効回答を得た。
それによると、2019年度に生徒の英語4技能すべてが向上したと実感した教師は全体の17.8%だった。1年間の授業で4技能すべてを向上させるのは容易ではなく、特にスピーキングの指導や評価に苦労していることが窺えた。
生徒の4技能すべてが向上したと実感した教師は、ICTツールを導入し有効に活用していることも分かった。またそうした教師は、コミュニケーション英語の定期考査において、自由作文など「表現力を問う」問題の出題割合が多く、学習到達目標を「CAN-DOリスト」形式で設定し評価に活用していた。加えて、定期考査以外でも、音読・遣り取り・発表・自由英作文などのパフォーマンステスト・評価を定期的に行っていた。
さらに、生徒の4技能すべてが向上したと実感した教師は、自身のスキルアップのために生徒に授業の感想を聞く、自身の授業を録画・録音するなどして振り返りを行うなどの活動をしていることが明らかとなった。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)