2020年7月8日
凸版印刷、経済産業省『「未来の教室」実証事業』の成果公開
凸版印刷は7日、静岡県袋井市と共同で、2019年度『経済産業省「未来の教室」実証事業』に2年連続で採択されている実証事業の成果を公開した。
同事業のために開発したデジタル・ドリルと連携し動画や、チャットボットによる解説などを拡張した新しい学習サービスを活用し、『学びの自立化・個別最適化(教科学習系EdTechによる生産性向上)」に関する実証(同実証)を、2019年10月から12月にかけてモデル校である袋井市立浅羽北小学校で実施。
従来、デジタル・ドリルの学習のみだった学習体験から新しい学習サービスを活用したことで、通常の基礎学習に費やす授業時間を最大75%に圧縮し、特に低学力層における習熟度の大幅な向上を確認し有効性が実証された。
これにより、授業時間圧縮で捻出された時間を活用して教員がSTEAM教育を実践することができ、児童自らが課題を発見し、解決できる創造力豊かな人材の育成を目的とした指導機会の創出に貢献したという。
同実証では、同社が開発したデジタル・ドリルや従来のアダプティブ・ラーニング・サービスと連携させた学習サービスを活用し、子ども達一人ひとりの個性や特徴、興味・関心や学習の到達度が異なることを前提にして、各自にとって最適で自立的な学習機会を提供していく考え方で実施。
実証の概要と結果
ねらい:子どもたち一人ひとりの資質・能力に適した学習を進めるため、タブレットを使った新しいスタイルの授業(=未来の学び方)を実践し、その効果を検証。
実施校:袋井市立浅羽北小学校
実施期間:2019年10月~12月の約3カ月間
対象生徒:6年生 約70人(一人一台タブレット端末を貸与)
詳細:
①児童は、デジタル教科書を使って、各自で学習を進行。
②同実証用に同社が開発したデジタル・ドリルを使って教科書の練習問題に解答し、教科書の理解度を確認。教科書の練習問題が難しい児童には、チャットボットやレクチャー動画により理解を手助けする。
③児童は、一通り単元の学習内容を終えた後、同社のアダプティブ・ラーニング・サービスを活用し習熟度を高め、余力のある児童には応用問題を提供し、学びを深める手助け行う。④教員は手元のタブレット上で、個々の児童の進捗やそれぞれの問題の正答率、誤答の傾向などをリアルタイムかつ瞬時に把握し、児童一人ひとりに合わせた学習の支援を行う。
結果:同実証事業のために開発した学習サービスを使用する前と後において、児童の単元テスト結果やアンケート、授業時間などを計測・集計。
・単元テストの結果が全学力層において向上。特に低学力層において習熟度が飛躍的に高まった。
・通常の授業時より「自分のペースで学習できた」と72%の児童が回答。(42人/58人)・授業時間を通常の基礎学習に費やす標準時間の最大75%圧縮。
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