2020年8月4日
放送大学、新型コロナがテーマの授業「危機の時代に考える」を一般公開
放送大学は、新型コロナに関する諸問題を学際的・総合的にとりあげた授業「危機の時代に考える」(全15回)を、3日から一般公開した。
この科目は、新型コロナの影響で開講できなくなった面接授業に代替するものとして急遽企画、開講され、7月1日~8月2日までの期間に約300人の学生が履修した。
卒業に必要な単位修得のために用意された授業だが、様々な分野の教員が「コロナ」に向き合う学問のあり方について考察した内容を、広く学外にも知ってもらいたいという趣旨から、一般公開に踏み切った。
「危機の時代に考える」の概要
第1回「講義のねらいと履修の仕方」、第2回「新型コロナウイルス感染症とはなにか」、第3回「危機と社会~ペストは中世ヨーロッパ世界をどう変えたか」、第4回「生物多様性の危機とその管理」、第5回「防災インフラ整備とソーシャルキャピタル」、第6回「地球環境の危機:緩和策と適応策」、第7回「保険制度の活用によるリスク管理」、第8回「個人のリスク管理と社会の危機管理~行政による危機管理」、第9回「国際社会の危機と危機管理~新型コロナウイルス流行を中心として」、第10回「子どもの危険と安全~日常に潜む危機とその対策」、第11回「学校の危機管理と政策課題~学校の働き方改革及び9月入学・始業の論点を中心に」、第12回「本当の危機とは何か~メタ認知の観点から」、第13回リスク管理とレジリエンス」、第14回「文学と危機~カミュ『ペスト』を中心に」、第15回「危機の中で社会と我々のあり方を考える」。
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