2020年8月21日
ALSI、横浜国大の独自システムでサイバー攻撃対策の確実性を向上
アルプス・システム・インテグレーション(ALSI)と横浜国立大学は20日、サイバー攻撃対策の確実性を向上させるため、関連データの受け渡しを開始すると発表した。
横浜国大独自のハニーポットシステムで検知された情報セキュリティ脅威対策データを、ALSIが提供するWebフィルタリング製品のデータベースで利用できるように、両者が協力していく。
横浜国大大学院環境情報研究院・先端科学高等研究院の吉岡克成准教授は、実環境での攻撃を観測する目的のIoT機器を利用したハニーポットと、多くの攻撃を観測する目的の仮想環境を利用したハニーポットを新たに開発。
これらの組み合わせで、従来のシステムでは観測が困難だった不正リクエストの観測、検知を可能にし、より広範囲で即時性の高い脅威対策データの提供ができるようになった。
ALSIでは、吉岡准教授の協力で、先進的なハニーポットシステムで観測、検知された脅威対策データの供給を受け、ALSI提供のフィルタリングシステムへ提供することで、フィルタリングユーザーのマルウェア感染を防止。
また、すでに感染しているPCからの通信もブロックすることで、情報漏洩の被害を未然に防ぐ。
今回提供を受けるデータは、従来の方式に比べて、月間で2300件以上が新規に発見されており、より確実な対応が実施されることで、フィルタリングユーザーは、これまで以上にインターネット上の脅威から守られる。
先進的なハニーポットシステムでは、複数のIoT機器を利用し、大量のIPアドレスを使用した観測活動を実現。多様な実環境を持つことで、これまで検知できなかった攻撃を検知できるようになった。
関連URL
最新ニュース
- 豊中市デジタル図書館、電子書籍貸出サービスを開始(2022年6月24日)
- みんなのコード×栃木県那須町、教育課程特例校での取り組みについて報告書を発表(2022年6月24日)
- IGS、非認知能力を可視化する評価ツール「Ai GROW」 鳥取の私立中高一貫校が導入(2022年6月24日)
- イオン、千葉市教育委員会に環境教育の絵本などを寄贈、市内小学校・養護学校に配布(2022年6月24日)
- コロナ禍で大学受験生の「スマホ利用時間」「スマ勉率」が上昇 =スタディプラス調べ=(2022年6月24日)
- ドローンに関する仕事探し、この3年間で検索数が1.9倍に =Indeed Japan調べ=(2022年6月24日)
- 「VUCAの時代は、学び続けることが必要だと思う」20代アンケート =学情調べ=(2022年6月24日)
- 男児が好きな教科1位は「体育」 =ARINA調べ=(2022年6月24日)
- 同志社大×DearOne、受験生向け「同志社大学案内アプリ」を共同開発(2022年6月24日)
- 高専機構×日本経済新聞、「第1回 高専GIRLS SDGs×Technology Contest」開催(2022年6月24日)