2020年9月1日
中央大、理工学部応用化学科 森教授らによる論文がアメリカ化学会の紙面に掲載
中央大学は8月31日、理工学部応用化学科の森寛敏教授らによる「電子状態インフォマティクスによる温室効果ガス吸収性イオン液体の混合最適化方法」に関する論文が、アメリカ化学会発行のIndustrial & Engineering Chemistry Research誌に掲載されたことを明らかにした。
同研究では、温室効果ガスであるCO2を吸収する性質を持つ機能性液体「イオン液体」を混合することで、単独のイオン液体を凌駕するCO2吸収量を持ちうることを、量子化学計算に基づくインフォマティクスアプローチにより理論的に見出した。
今回、森教授のグループでは、量子化学計算による有機イオンの電子状態データベースを構築し、AI技術による解析を実施することで、温室効果ガスの吸収/選択性に優れたイオン液体とその混合方法を瞬時に予測する手法を開発した。同技術はCO2以外の工業排ガスの分離・回収技術にも応用することができ、環境・エネルギー分野に寄与する「電子状態インフォマティクス」の技術開発に成功した。
同発見に関連した実験的検証の成果は、9月25日にオンライン開催される化学工学会・秋季年会で発表される。
関連URL
最新ニュース
- 保護者の97%が「ITスキルは将来の仕事や社会生活で重要」=ルートゼロ調べ=(2025年3月17日)
- 就活開始のきっかけは「先輩、OB・OG」が最多、就活の早期化に拍車か =ワンキャリア調べ=(2025年3月17日)
- 日本英語検定協会、KEIアドバンスと英検を活用した大学入試の出願デジタル化に向け基本合意を締結(2025年3月17日)
- 明治学院大学大学院、「情報数理学研究科(仮称)」2027年度4月開設を目指す(2025年3月17日)
- 「MEキャンパス」、クリエイター育成を目的とした「CGモデリング入門専攻」開講(2025年3月17日)
- 資生堂、小4~6と中高生の女子を対象に「STEAM分野の探究活動」を発表するアワード開催(2025年3月17日)
- div、テックキャンプが「DXハイスクール支援サービス」アップデート 2025年度募集開始(2025年3月17日)
- 京都先端科学大学、工学部留学生チームが「関西春ロボコン2025」3位入賞(2025年3月17日)
- 京進、増える大学年内入試 関西私大入試攻略の秘訣を伝えるオンラインセミナー 29日開催(2025年3月17日)
- AMG、タカラトミーやディズニー作品など現役キャラクターデザイナー講師によるWS開催(2025年3月17日)