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2020年9月14日
アドビ、北海道大と「創造的問題解決能力育成のためのオープン教材」を開発
アドビは11日、北海道大学との共同研究で、デジタルリテラシーの向上を通じて創造的問題解決能力の育成を目指すオープン教材を開発し、その第1弾を公開した。
このオープン教材では、教育学とデザインの知見をあわせ、学生自身の学びや研究をデジタルツールでビジュアル表現に落とし込み、他者と共有して発展させるための方法論や基本原理を提供。
「第1章:はじめに」では、教材の使い方や学び方について理解する。「第2章:デジタルプロダクトの読解」では、デジタルプロダクトと人との接点に生まれる相互作用を観察・分析・評価する観点を学ぶ。
「第3章:デジタルプロダクトの設計」では、デザイン思考を活用して探究的な課題解決に取り組む方法を学習。最後に「第4章:デジタルプロダクトの制作」では、ビジュアル表現やデジタルツールを活用してコミュニケーションを強化する方法を学ぶ。今回公開したのは、このうちの第2章にあたる3単元。
同社は、2019年度から同大学院を含む5大学で、「Adobe Creative Cloud」を活用してビジュアル表現を学ぶ「デジタルクリエイティブ基礎講座」の単位が取得できる授業として開講。
今回のオープン教材の開発でも、同講座の内容を提供しているほか、同社が派遣した授業講師が教材内容の監修として参加している。
このオープン教材は、教育機関で無料で利用できる「Adobe Spark」で提供されており、教育者および学習者が自由に活用でき、教育者のデジタルリテラシー教育に即座に利用できると同時に学生の自律学習に役立てることもできる。
開発したオープン教材はまず、今年7月に同大の初年時向け授業「大学生のためのデジタルリテラシー入門」の教材として活用。
2021年度には、開発したオープン教材を用いた「MOOC」(Massive Open Online Course:大規模公開オンライン講座)の開講と、「Adobe Education Exchange」でのオンライン講座の開講も予定している。
関連URL
「第2章:デジタルプロダクトの読解」
(デジタルプロダクトの機能)
(デジタルプロダクトの観察)
(デジタルプロダクトの評価)
「Adobe Creative Cloud」
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