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2021年10月18日

アドビ×北海道大学、創造的問題解決能力育成のための「オープン教材」全3章を公開

アドビは15日、デジタルリテラシーの向上を通して創造的問題解決能力の育成をする「オープン教材」全3章を、教員向けの無償コミュニティサイト「Adobe Education Exchange」(AEE)で公開を開始したと発表した。

同教材は、北海道大学との共同研究で完成させ、第1章部分の英語化も完成し、英語圏の教育者100万人以上に向けて公開。また、この研究成果は、10月16・17日に開催された「日本教育工学会2021年秋季全国大会」で発表された。

同社は、2019年度に同大高等教育推進機構オープンエデュケーションセンターと共同研究契約を締結。デジタルリテラシー教育で求められる批判的思考や創造的問題解決力を育成するためのオープン教材の開発に取り組んできた。

昨年の「デジタルプロダクトの読解」の章に続き、今年は新たに第2章「デジタルプロダクトの設計」、第3章「デジタルプロダクトの制作」を公開。この全3章の教材で、デジタルリテラシーに関する教育を行う教育者と、基礎を学びたい学習者双方を支援する。

また、昨年から公開している「デジタルプロダクトの読解」の章を英語化し、英語圏の教育者100万人以上に向けてAEEで公開を開始。今後、残りの章も順次英語化し、公開を進めていく予定。

同オープン教材は、デザイン思考のプロセスに対応した「読解」「設計」「制作」のステップ毎に学習できる構成で、今年度は、昨年度に引き続き同大の初年時向け授業「大学生のためのデジタルリテラシー入門」の補助教材として、7月に活用された。

「オープン教材」の概要

・「第1章」デジタルプロダクトの読解:
デジタルプロダクトが、目的にあった機能を実現できているかを分析するために役立つ観点「インタラクションの基本原則」を使って、デジタルプロダクトと人との接点に生まれる相互作用を観察/分析/評価する方法を学ぶ
・「第2章」デジタルプロダクトの設計:
デザイナーが創造的問題解決に取り組む際に心がけている「正しい問題を発見し, 正しい問題を解く」プロセスに着目。デザイン思考を活用して探究的な課題解決に取り組む方法を学ぶ
・「第3章」デジタルプロダクトの制作:
デジタル社会における創作と共有の文化、すなわち, 著作権とライセンスの基本について学ぶ。また、デジタル画像の編集に焦点をあて、言語表現と視覚表現を組み合わせて、デジタルツールを介したコミュニケーションを強化する方法を学ぶ

「デジタルリテラシー教育のためのオープン教材」詳細 (日本語)

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アドビ

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