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2020年9月29日
「日本ゲーム大賞2020アマチュア部門」、ECCコンピュータ専門学校のCRABが金賞受賞
コンピュータエンターテインメント協会は26日、「日本ゲーム大賞2020 アマチュア部門」の受賞11作品の中から「OVEROIL CRABMEAT」(制作者:CRAB、ECCコンピュータ専門学校)を本年度のアマチュア部門の「大賞」に決定したと発表した。
今年のテーマは、指定した音を聴いて、その音から連想する作品を制作するという設定で、全427の応募作品の中から一次審査で95作品、二次審査で14作品、そして最終審査にて11作品が受賞した。同日には発表授賞式が執り行われ、受賞作品の各賞を発表。「OVEROIL CRABMEAT」制作者のCRABへアマチュア部門「大賞」のトロフィーと、副賞として50万円が授与された。
大賞を受賞した 「OVEROIL CRABMEAT」は、テーマの音を「油のはじける音」と捉えた作品。魔女にとらえられた主人公「カニっち」を操作し、食べられる前に脱出を目指すパズルアクションゲームだ。プレイヤーは「カニっち」と「フライヤーの網」の両方を操作、足場となる食材やブロックをうまく動かして、油に触れないようゴールを目指す。油に触れるとゲームオーバーで、天ぷらにされ魔女に食べられてしまうというもの。
「油のはじける音」として、油に浮く食材や、油に近づけると高温になるブロックなど、油の特徴を活かした様々なギミックを用意。そして、魔女が常にこちらをうかがっている様や、「カニっち」が天ぷらになってしまった時のユニークな表現や、3Dモデルで作りこまれたステージにも高い技術力が伺える。さらには丁寧な操作説明や、サウンド、グラフィックなど、演出面の細部まで、きめ細やかに作りこまれた完成度の高い作品。
「日本ゲーム大賞 アマチュア部門」は、法人や団体、個人、学生、一般を問わずアマチュアが制作したオリジナルの作品を対象に募集している。審査は、業界誌編集者、クリエイターによるプレイ映像の視聴審査(一次審査)、試遊による二次審査、そして発表授賞式のプレゼンターおよび各賞の講評を務める業界誌編集長とトップクリエイターによる試遊審査(最終審査)により、各受賞作品を決定する。来年度もゲーム産業を担う、未来のクリエイターたちから情熱溢れる作品を募集する予定。
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