2020年11月4日
順天堂大、経産省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に医学分野で唯一採択
順天堂大学医学部人体病理病態学講座(順天堂大学医学部附属練馬病院 病理診断科) 小倉加奈子先任准教授は10月30日、編集工学研究所と協力し、高校生~一般向けの医学をめぐる学際的な教育コンテンツ「おしゃべり病理医のMEdit Labo -医学Medicine×編集Editで世界を読む」を提案し、経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に、医学分野として唯一、同大学が採択されたと発表した。
経済産業省は、「未来の教室」ビジョンにおいて提唱した「学びのSTEAM化」実現に向けたSTEAMライブラリー事業の概要が公表され、8月12日に公募を開始。
「おしゃべり病理医のMEdit Labo」は、高校で学ぶカリキュラムと医学を重ね合わせた教材で、「医学×バイオ」「医学×歴史」「医学×読書」の3つのテーマから構成されている。
「医学×バイオ」ではウイルス感染モデルと免疫機構、「医学×歴史」では技術革新と医学の歴史の関係性、「医学×読書」では医師の仕事における読み書きなど、医学を別の視点から見つめ直す学際的な内容で、情報編集の方法を通して、様々な見方を体得するプログラム。
映像や様々な資料を組み合わせた「おしゃべり病理医のMEdit Labo」の教材を開発し、来年度からSTEAMライブラリープラットフォーム上で公開となる予定。公開後は、全国、誰でも、どこでも活用できるプログラムになるという。
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