2020年11月27日
授業支援システム「schoolTakt」、情報経営イノベーション大学が全学で導入
コードタクトは26日、同社の授業支援システム「schoolTakt(スクールタクト)」が、情報経営イノベーション専門職大学(iU)の全学で導入されたと発表した。
学部や研究室などの一部利用ではなく、大学全学でのschoolTakt導入は、今回が初めてで、オンラインでの協働学習や学習ログを活用した成績評価などに活用されている。
iUは、イノベーションに関する知識と専門スキルを研究し、実践的で応用的な能力を持った人材を育成する大学。4月の開校から、コロナ禍の影響で全面オンラインでの授業を余儀なくされた。
学生同士が対面することなく、オンラインだけで授業が進んでいく状況下で、「イノベーションプロジェクト」という授業では、積極的にschoolTaktを活用したアクティブラーニング中心の授業を実施。
「イノベーションプロジェクト」は、学生が4年間での起業を目指し、数人のグループに分かれ、グループに与えられた課題に対してアウトプットを重ねていく授業。
この課題解決型の授業では授業外でのグループのコミュニケーションが重要だが、schoolTaktの共同編集モード(受講生が、他の受講生の課題回答画面を編集できるモード)により、遠隔でもグループの都合の良い時間に1つの課題に協働して取り組むことができるようになった。
schoolTaktは、授業見学に行かなくても、他の教員が作成した課題やそれに対する学生の回答・コメントなどを、教員同士で参照しあうこと、共有することが簡単にできることから、iUでは講義中心から、グループワーク中心の授業構成へと教え方を考え直し、アップデートする教員が増加。教員同士の学び合いにも繋がったという。
今後、同社では、iUと協働し、コメントした数だけでなく、コメントの内容や関わり方から、グループへの貢献度を評価できる仕組みについて、検討・実証を行っていく予定だという。
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