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2020年12月9日
凸版印刷・あすびと福島、VRを活用した被災地フィールドワークを実施
凸版印刷と、あすびと福島は8日、トッパングループの社内研修としてVR映像を活用した被災地視察を取り入れた「オンライン・フィールドワーク」を10月から開始したと発表した。
凸版印刷は2013年から、あすびと福島の協力の下、東日本大震災の被災地・福島沿岸部における企業研修(フィールドワーク)を実施してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、実際に足を運ぶことが難しくなったため、同社の持つ映像技術を組み合わせ、10月からオンラインでフィールドワークを実施。VR映像による現地視察だけでなく、福島県沿岸部で奮闘する人たちとのオンライン対話も実施した。
浪江町にある請戸小学校や大熊町などの被災地で撮影したVR映像は、360度自由な視点で視察することができ、再開したばかりのJR大野駅では、震災時のままの駅前の街並みを実際に現地で歩いている感覚で見ることが可能。さらに、ドローンを活用し通常では見ることができない上空から視察することができる。
今後は、2021年に東日本大震災10年の節目を迎えることを踏まえ「オンライン・フィールドワーク」のプログラムをさらにアップデートし、社内研修だけでなく、あすびと福島と共に外部への提供も進めていくという。
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