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2021年1月28日
フィート、聴覚障がい者の社会自立に向けた支援アプリ「こえとら」が新機能を追加
フィートは、聴覚障がい者等が困難を抱えていた健聴者とのコミュニケーションを手話や筆談を使用することなく実現する「こえとら」アプリに新たに2つの機能を追加したと発表した。聴覚障がい者にとって生活範囲の広がりを目的とし、会話時の声かけや定型文の活用に配慮したもの。
また、協賛事業者として、楽天モバイルが参加し、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル、東日本電信電話、および、西日本電信電話の電気通信事業者全6社の協賛と、総務省の協力により「こえとら」をより一層普及促進していくという。
同社は、聴覚障がい者の社会自立に向けて、聴覚障がい者等が困難を抱えていた健聴者とのコミュニケーションを手話や筆談を使用することなく実現する「こえとら」アプリを、2015年2月からの協賛制度に利用料無料で提供。「こえとら」アプリのダウンロード総数は約24万回。
新機能の1つ目は、聴覚障がい者が「こえとら」を利用して、今までの生活範囲を越えて、広く会話の機会を増やすことを目的に、“誰かと話す時”機能。「こえとら」の会話画面に“誰かと話す時”ボタンを新設し、初対面の会話相手への声かけの際に手助けとなるスライドを使用することで、会話相手は「こえとら」アプリを使う状況を理解しやすくなるため、スムーズなコミュニケーションが可能に。
新機能2つ目は、定型文をダウンロードする機能。「こえとら」アプリサポートWebページには、定型文をアプリにダウンロードできる専用ページがある。“定型文ダウンロード”ページへのリンクボタンの追加により、「こえとら」の会話帳管理画面からスムーズに定型文をダウンロードできるように。定型文機能は、発話に障がいがある利用者の就労に向けた支援にも使われ、定型文の合成音声が意思の伝達や日常生活の音声情報を理解するヒアリング訓練に利用されている。
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