2021年2月22日
特許庁、高校1年生を対象に知的財産権侵害防止教育のモデル授業を実施
経済産業省特許庁は、「令和2年度コピー商品撲滅キャンペーン」の一環として、1月下旬から2月上旬にかけて、東京都立西高等学校の高校1年生を対象に知的財産権侵害防止教育のモデル授業を実施した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響でインターネット上で買い物をする機会が増えているなか、若者がコピー商品を買わないように啓発するもので、特設ウェブサイトではコピー商品に関する正しい知識を能動的に学んでもらうための学習指導案を公開している。
モデル授業では、正規品とコピー商品の実物を比較して見てもらい、コピー商品を見分けるチェックポイントを確認した。また、コピー商品をなぜ購入してはいけないのか、コピー商品を撲滅するために何をすべきかについて、生徒同士でディスカッションを行った。
知的財産権侵害防止教育の学習指導案として、標準型、ディスカッション重視型、調査+ディスカッション重視型の3種類が特設ウェブサイトで公開されている。これらは高等学校の学習指導要領に準拠し、「現代社会」と「政治・経済」の科目における消費者教育と知的財産権教育に対応している。
3種類の学習指導案に加え、高等学校の教員が授業実践のために活用することのできる教材として、生徒に配布する資料やハンドアウトなどを閲覧・プリントアウトできるようにしているほか、モデル授業を実施した当日の様子や授業を受けた生徒の感想などについても公開している。
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