2021年3月3日
中学受験時に通っていた学習塾、7割以上が「満足している」と回答=アプリ「Comiru」調べ=
POPERは2日、同社のスクール専用業務管理&コミュニケーションアプリ「Comiru(コミル)」が、2020年度の中学受験が終わった子どもを持つ保護者300人を対象に実施した「コロナ禍における受験塾の満足度・選び方調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、中学受験時に通っていた学習塾の満足度について調査したところ、授業・連絡手段・衛生対策などの全項目で、7割以上が「非常に満足している」「満足している」と回答。コロナ禍初の受験だったが、学習塾の授業や対応などに不満を感じている親は少なかった。
その一方で、授業や衛生面と比較し、自宅学習やコミュニケーション面に不満を感じる親が多いことも分かった。
通っていた学習塾に不満を抱える人が多い項目の1位は「自宅学習」22.3%で、2位「連絡・対応スピード」17.3%、3位「連絡手段」14.4%。
オンライン授業に移行したことで、自宅で学習をするという習慣を子どもに根付かせることに苦労している親の「自宅での勉強の管理をしてほしかった」という要望が現れている。
学習塾にさらなるサポートをしてほしいと感じたことを聞いたところ、「質問対応」や「自宅学習サポート」、「連絡頻度・対応スピードの改善」などの回答があった。
また調査から、3人に1人が学習塾の切り替えを「実施・検討」していることが判明。その理由については、1位・2位は「オンライン授業の進行・移行の遅さ」で、3位は「自宅学習の管理をしてもらえないから」28.9%だった。
今年受験を終えた保護者が考える、来年受験する人が学習塾を選ぶ際に重視するべき項目については、1位が「カリキュラム」45.3%、2位「先生と子どもの相性」41.7%、3位「口コミ」39.0%となった。
学習塾を選ぶ際に重視する口コミの内容に関しては、1位は「塾の雰囲気」57.2%で、受験合格実績や成績向上実績を上回った。また、口コミは匿名でも「信用できる」「どちらかというと信用できる」という回答が8割以上あった。
今年の受験生の保護者が受験対策に使用した総額は85万円で、小学6年生の1年間だけでも学習塾代は44万円以上だった。
受験期に子どもにYouTubeを「見せていた/見ることを許可していた」保護者は38.0%で、「見せない/見ていない」は62.0%。また、最も人気のYouTubeチャンネルは「中田敦彦のYouTube大学」30.7%だった。
この調査は、2020年度の中学受験を終えた、受験期に学習塾に通っていた子どもを持つ全国の保護者を対象に、2月12日~16日にかけて、WEBアンケート方式で実施。有効回答数は300人。
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