2021年3月12日
大学の事務作業のDX「進んでいない」が約半数 =コンカー調べ=
コンカーは10日、大学の教職員412名を対象に実施した、大学の業務のデジタル化に関する調査の結果を発表した。
「あなたの主な業務について、デジタル化が必要だと思いますか?」という質問には、82%が「そう思う」と回答。新型コロナウイルスによる社会や環境の変化が進む中、大学においても業務のデジタル化に関するニーズが高まっていることが明らかになった。
実際の業務がどれだけデジタル化されているか、「講義」と「事務作業」に分けて聞いたところ、講義が「デジタル化されている」との回答は約9割で、講義の多くはオンラインに移行。一方、事務作業が「デジタル化されている」の回答は58%に留まり、事務作業の完全デジタル化の道のりは遠い。
事務作業のデジタル化が進まない理由で、一番多かったのは「従来からの慣習(86%)」で、既に決まった処理フローを、すぐに変更するのは難しい様子。
事務の業務について、それぞれどのような方法で実施しているか聞いたところ、「物品の購入や支払い手続き」「出張費の精算」では約4割、「会計監査院や監査法人などへの対応」「研究資金の申請や支出報告」では約3割が未だに紙で処理を行っていた。
調査サンプル数は412。対象は大学に勤める教員、職員。期間は2020年12月11日~14日で、方法はインターネットリサーチ。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)