2021年5月13日
金沢工業大学、文科省「SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業」に採択
金沢工業大学は12日、文部科学省の2021年度「SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業」に評価点トップで採択されたことを明らかにした。同学による本事業の採択は3年連続となる。
今回の事業採択を受け、SDGsイノベーション教育カリキュラムをベースとして開発した小中高校生向けの教材を活用できる教員を全国47都道府県で育成することを目指す。
同学では、2019年度にゲーミフィケーションを活用したSDGs教材・カリキュラムを開発、2020年度にそれらを使用してESDを実践する教員向けの人材育成を行い、ロールモデル校として教育拠点校を設置した。今年度は、教育拠点校を中心に教員同士が学び合うことで、学習効果の向上ならびに導入校の拡大を促す学習コミュニティの創造・運営を行うとともに、コミュニティの核となる拠点校では、独自教材の開発やクラス・学年横断の取り組みへの発展を目指していく。
最終的な成果として、「すべての小学生・中学生・高校生の主体的な学びを促す」「全国の小学校・中学校・高校・学習塾へのカリキュラム提供」「学生が自分で自分の進みたいと思う道を歩み、より人生を楽しめるようにする」を目標とし、事業を進めていく。
新型コロナウイルスの感染リスクに十分配慮しつつ学習の機会を確保するため、昨年度同様、オンラインを活用した新たな研修スタイルの構築を図り、学校の新しい生活様式に対応しながら全国展開の研修を実施していく。
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