2021年5月27日
2023年卒学生、75%が「ジョブ型採用」に興味あり=学情調べ=
学情は26日、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生575人を対象に実施した、就職活動に関するインターネットアンケート「ジョブ型採用に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、ジョブ型採用について、「興味がある」と回答した学生が34.3%、「どちらかと言えば興味がある」と回答した学生が40.7%で、75.0%の学生が「ジョブ型採用」に興味を持っていることが分かった。
学生からは、「希望の職種で入社できるほうが、キャリア形成をしやすいと思う」(文系・クリエイティブ系職種希望)、「入社後の職種や仕事が決まっていたら、早めに社会人になる準備ができると思う」(文系・企画系職種希望)などの声が寄せられた。
現時点で「希望の仕事」が明確な学生や、「就職後」を見据えている学生が、とりわけ「ジョブ型採用」に興味を持っていると推察される。
「ジョブ型採用」に興味をもっている理由については、「どんな仕事をするかが明確だから」が63.6%で最多。以下、「配属される部署が決まっているから」48.7%、「学んだことやスキルを活かせるから」32.9%などが続いた。
「ジョブ型採用」を実施している企業があれば、「プレエントリーしたい」「どちらかと言えばプレエントリーしたい」と回答した学生は71.1%で、7割を超える学生が、「ジョブ型採用」で募集している求人に実際にプレエントリーしたいと考えていることが分かった。
また、「ジョブ型」のインターンシップに「参加したい」「どちらかと言えば参加したい」と回答した学生は83.9%に上った。
「ジョブ型」のインターンシップを希望する学生からは、「希望している仕事に、自身の適性があるかを確かめたい」(文系・企画系職種希望)、「仕事を具体的に経験できると、働くイメージを持ちやすい」(文系・クリエイティブ系職種希望)などの声が寄せられた。
実際に仕事を経験することで、仕事理解を深め、実際に希望している仕事で自身が活躍することができそうか確認したいと考えている学生が多いことが伺える。
この調査は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生で、新卒採用サイト「あさがくナビ2023」への来訪者を対象に、4月21日~5月17日にかけて、Web上でのアンケートという形で実施。有効回答数は575人。
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