2021年6月30日
麗澤中学・高校、読解力を数値化する「RST」を代々木ゼミの協力で導入
麗澤中学・高校は29日、生徒たちの学習言語能力を効果的に高めるため、代々木ゼミナール教育事業開発部RST運営推進室の協力で、読解力を数値化する「RST(リーディングスキルテスト)」を導入したと発表した。
「RST」は、数学者で、国立情報学研究所でセンター長を務める新井紀子氏らが中心になって開発した「基礎的な読む力」を測るテスト。
文章を読む際のプロセスを7つの問題タイプに分けることで、多面的に読解力を測定しウィークポイントを明確に把握することができる。
RSTを受検することで、各生徒の「読む力」がカテゴリーごとに数値化され、目標値と比較することで、生徒たちは「より正しく、より速く、文章を読む」ことを数値目標として設定できるようになる。
つまり、「読む」という行為に対し意識が劇的に変化し、読解の「質」と「量」を上げることが期待できる。
「より正しく、より速く、文章を読む」力がつくと、そのまま「より正しく、より速く、文章を書く」力にも直結し、学習言語能力が全体的に向上。全教科の学習内容の深い理解にもつながる。
同校では、生徒の「言語力」の向上を目指し、18年前に、教科として「言語技術」をカリキュラムに導入。
この言語技術の導入で、生徒たちは「話す・聞く・読む・書く」という4技能のトレーニングを重ね、母語である日本語と外国語の基礎的な力となる「学習言語能力」(CALP)を劇的に向上させることができた。
今回同校は、生徒たちの学習言語能力をさらに効果的に高めるために、「RST」を導入した。
関連URL
最新ニュース
- Pestalozzi Technology、茨城県水戸市教委が体力テストデジタル集計システム「ALPHA」導入(2024年10月4日)
- ポプラ社、読み放題型電子図書館「Yomokka!」試行導入中の緑園義務教育学校を表彰(2024年10月4日)
- 85%の大学が「メンタルヘルスに問題を抱える学生が増えている」と回答 =KEIアドバンス調べ=(2024年10月4日)
- リスキリング支援サービス「Reskilling Camp」、企業におけるリスキリング施策の実態調査(2024年10月4日)
- ネイティブキャンプ、小中高生オンライン英会話レッスン1年間無料「ゼロ学割」調査結果(2024年10月4日)
- 東洋英和女学院大学、データリテラシープログラムが文科省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」に認定(2024年10月4日)
- Neatframe、DXハイスクール採択校の鹿島高校がNeatのビデオ会議デバイスを採用(2024年10月4日)
- 青山学院大学、野中敬翔さんがKaggle主催の世界最大級AIコンペで「金メダル」獲得(2024年10月4日)
- 河合塾、「高等学校におけるICT教育推進セミナー~実践のコツと落とし穴~」11月開催(2024年10月4日)
- ネリーズ、教育関係者対象「英語教育セミナー&教材展示会」11月10日開催(2024年10月4日)