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2021年7月9日

東京高専、八王子の小学校で在校生がプログラミングの「出前授業」を実施

東京工業高等専門学校は7日、6月に八王子市立城山小学校で東京高専在校生によるプログラミング教育の「出前授業」を実施したことを発表した。

講師をつとめる情報工学科5年生

今回の出前授業では、マイクロビットを使用したプログラミング教材を活用し、授業を実施。同校では、八王子市教育委員会からの要請のもと、正規授業科目「社会実装プロジェクトⅢ」(第5学年前期)と専攻科「特別研究」の一環として、在校生が中心となり、小学生のプログラミング学習教材の開発及びその教育手法の構築を行ってきたという。

授業内容や実施方法は、文部科学省が示すプログラミング教育のねらいに即し、同校情報工学科教員の指導のもと、同校学生が考案したもので、単なる操作にとどまらず、論理的に考える力を養成するためにアクティブ・ラーニングの要素も取り入れた内容。また、この出前授業では、比較的年齢が近い高専生の説明やサポートの様子を児童が間近に見ることにより、将来のエンジニアを目指すための道しるべとなることも期待される。

当日は、授業を進める学生1人と、4人の個別サポート学生で対応したため、大きなトラブルもなく無事に授業を終えることができ、児童は機器の操作も殆ど問題なくできており、困っている児童がいると周りの人が教えてあげるような場面も見られた。

授業では、機器の操作だけに留まらず、プログラミング的思考を養う観点から、少し難しい話も出てきたが、受講した児童の多くは興味深く熱心に話を聞いており、みんなで考える場面では活発な発言も目立ったという。

実施概要
開催日程:3回シリーズ/午前中1校時分
第1回 6月16日(水)、
第2回 6月17日(木)
第3回 6月24日(木)
場所:八王子市立城山小学校 6年生教室
対象:八王子市立城山小学校 6年生2クラス(各33人、合計66人)
講師:東京工業高等専門学校情報工学科5年生4人及び専攻科2年生1人

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