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2021年7月29日
デジタルアーツ、「m-FILTER」が「MetaDefender Core」と連携し添付ファイル無害化に対応
デジタルアーツは27日、メールセキュリティ製品「m-FILTER」と、OPSWAT JAPANが提供する、先進的脅威防止ソリューション「MetaDefender Core」との連携が決定したことを発表した。
「m-FILTER」は、「ドメイン」と「IPアドレス」の組み合わせをデータベース化し、安全なメールのみを受信するメール攻撃対策製品。「添付ファイルマクロ除去」、「添付ファイル削除」、「HTML/リッチテキストメールのテキスト化」、「リンク無効化」、「メールリダイレクト(二重配送)」といったメール無害化機能に加え、2017年9月に提供開始した最新バージョン(Ver.5)では、メールの送信元・本文・添付ファイルの偽装判定など外部攻撃対策機能を強化し、多くの自治体・企業が利用しているという。
しかし近年、標的型メール攻撃は増加傾向であり、受信メールのセキュリティチェックの重要度は更に高まっているという。また、2020年12月に改定された、総務省「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」では、メールに添付されたファイルは「ファイルを一旦分解した上で危険因子を除去した後、ファイルを再構築し、分解前と同様なファイル形式に復元する」というファイル無害化の方針が明記された。
こうした状況を受け「m-FILTER」Ver.5は、明確なCDR(Content Disarm and Reconstruction/コンテンツの非武装化と再構築)技術を活用したOPSWATの「MetaDefender Core」と連携し、11月から提供を開始する。
これにより、従来のメール無害化に加えて、業務に支障なくファイルの危険因子を取り除き再構築する、ファイル無害化が可能となる。「MetaDefender Core」のファイル無害化機能 「Deep CDR」は、”Trust no file. (如何なるファイルも信用しない)”という前提に基づき、危険因子を潜ませることができるファイルの構成要素を、設定により柔軟に削除・無効化し、ファイル形式を維持したまま安全な要素で再構築。Microsoft Office や PDF ファイルをはじめ、画像、動画、CAD ファイル、アーカイブファイルなど、国内で普及しているファイルタイプも含め、通常業務で利用される115種類以上のファイルタイプを再帰的に処理するという。
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