2021年8月3日
11歳以下児童の子育て、積極的に関わっているのは「男性6割強、女性9割弱」=マイボイスコム調べ=
マイボイスコムは2日、11歳以下の子どもがいる男女1万人余りを対象に実施した、「育児」に関するインターネット調査(5回目)の結果をまとめ発表した。

それによると、子育てへの関与度を聞いたところ、積極的に関わっている人は、「積極的」「どちらかといえば積極的」を合わせて8割弱だった。男性は6割強で、前回の2017年調査と比べて増加。女性は9割弱だった。
配偶者・パートナーが子育てに積極的に関わっている人は、「積極的」「どちらかといえば積極的」を合わせて7割。男性8割強、女性6割弱だった。
子育てをする上で困っていること・不安に感じていることを聞いたところ、「出費が多い」40.6%が最も多く、続いて「子供の勉強、学力、進学、就職など」が36.3%、「子供の健康、成長、発達、性格など」「精神的な負担」「自分の自由な時間が少ない」が各2割強。2017年調査と比べて、「出費が多い」「収入が少ない」が減少した。
また、理想の生活パターンを尋ねたところ、「結婚して子供を持ち、夫婦ともに働く」が25.8%で最も多かった。
「結婚・出産後、妻はいったん退職し子育て後に再就職(夫は継続就業)」、「結婚し、妻は専業主婦」は各2割弱で、過去の調査と比べて減少傾向。男性10~30代では「結婚しない」が各2割弱と、他の層よりやや多くなっている。
子育て・子供を持つことについて、考え方が近いと思う項目を選んでもらったところ、「子供を育てることで、自分も成長する」、「子育ては、思った以上に大変である」が各40%台だった。
過去の調査と比べて、「子供を育てることで、夫婦や家族の愛情が深まる」は減少傾向。配偶者・パートナーの子育て関与度が高い層では、「子育ては楽しい」の比率が高い。
また、日本は子供を育てやすい社会だと思う人は、「そう思う」「まあそう思う」を合わせて16.0%だけで。育てやすい社会だと思わない人は、「そう思わない」「あまりそう思わない」を合わせて51.0%と半数以上だった。
育てやすい社会だと思わない人は、女性10~30代で各6割弱。子供がいない人、配偶者・パートナーの子育て関与度が低い層でも比率が高くなっている。
この調査は、同社のリサーチサイト「MyVoice」のアンケートモニターで、11歳以下の子どもがいる男女1万108人(男性5572人、女性4536人)を対象に、7月1日~5日にかけて、インターネット調査(ネットリサーチ)という形で実施。
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