2021年8月18日
22年卒大学生、8月1日時点の就職内定率はコロナ禍以前よりやや低い85.3%=リクルート調べ=
リクルートは17日、同社の「就職みらい研究所」が2022年卒業予定の大学生および大学院生8732人を対象に実施した「就職プロセス調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、8月1日時点の大学生(大学院生は除く)の就職内定率は85.3%(前年同月+4.1ポイント)で、前月から4.8ポイント増加したものの、コロナ禍以前の2020年卒と比べると5.9ポイント低かった。
また、内定未取得学生の7月中の活動を見ると、「エントリーシートなどの書類を提出した」「面接など対面での選考を受けた」など選考に関わる活動率が前年と比べて少ないことが分かった。
前年は、新型コロナの影響で、5月に制限されていた企業の採用活動が6月以降に再開。その結果、7月以降の内定率の上昇幅が例年に比べ大きかった。
だが今年は、オンライン上での就活の広がりもあり、前年と比べると7月中の採用活動が落ち着いていると考えられる。
しかし、企業の採用がすでに終了しているわけではなく、就職サイト上でも採用継続企業や追加募集企業が多数掲載されているなど、採用活動を続けている企業や、公務員併願者を採用したいと考えている企業もある。
この調査は、2022年卒業予定の大学生および大学院生で、同社の就活サイト「リクナビ2022」の調査モニターに登録した8732人(大学生7257人、大学院生1475人)を対象に、8月1日~2日にかけてインターネットで実施。集計対象は1506人(大学生1147人、大学院生 359人)。
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