2021年8月25日
プルークス・レバレジーズ合同調査、就活で約6割の学生が「YouTube」採用動画を視聴
プルークスは23日、レバレジーズが運営する新卒向け就職エージェント「career ticket (キャリアチケット)」と合同で実施した、就職活動生を対象の「就職活動におけるスマートフォンの活用と採用動画視聴に関するアンケート調査」結果を公表した。
普段のスマートフォンの利用時間について、昨年に引き続き「5時間以上(31%)」と最多となり、次いで「3時間以上4時間未満(20%)」と続く。若者のスマートフォン依存度が増していることも考えられるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、家にいる時間が長くなったことで、スマートフォンを活用している時間が増えていることがわかる。就活時のスマートフォンの利用時間についても、昨年同様「1時間以上2時間未満(27%)」が最も多い結果に。他の選択肢もポイントの微増はあるが、順位は同様。全体の9割が就
活時に1時間以上スマートフォンを使っていることが明らかに。
就活時にスマートフォンを利用する目的の第1位は「情報検索(55%)」となり、次いで「メールの送受信(26%)」「SNS(9%)」と続く。普段のスマートフォン利用目的と比較すると、「情報検索」が46ポイント増加、「SNS」が40ポイント減少。一部の企業ではアプリやLINE、メッセンジャーでのコミュニケーションを導入しているところもあるが、メールでのやり取りが多いことが分かる。就活時によく利用するSNSでは、「Twitter(47%)」が昨年と比較して8ポイント増加。昨年に引き続き、対面での情報収集や交流の機会が限定されてしまうため、Twitterを通して就活仲間との繋がりや企業との接点を作る就活生もいる。
採用動画を「見たことがある」と答えた学生のうち、半数以上が「個別企業説明会」や「会社ホームページ」で視聴したと回答し、「YouTube」での視聴については、昨年と比較して8ポイント増加の56%に。企業の公式チャンネルでも半数以上の学生が視聴。実際に動画を視聴したタイミングで最も多かったのは、「会社説明会参加時(32%)」。動画を視聴したいタイミングでは、「説明会参加前」「説明会参加時」と回答した学生の割合が、実際に視聴したタイミングと比較して12ポイント増加。早い段階で採用動画を見たいと思っている学生が多いことが読み取れる。
約7割以上の就活生が、採用動画視聴で「志望度が上がった」と回答。「採用動画があったほうが良い」と、回答した就活生は9割以上に。動画視聴により志望度が「変わらなかった・下がった」と、感じる就活生も「採用動画はあったほうが良い」と思っているケースも多いことが分かる。実際に見たい動画コンテンツでは、「事業紹介(54%)」が最も多くなり、次いで「社員インタビュー(50%)」「社員の1日の流れ(50%)」「職種紹介(46%)」と続く。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、就職活動がオンライン化しているが、採用動画はより一層、企業の様子をリアルに伝えられる効果があるため、企業選びの判断軸にしやすいことが理由の1つだという。
今後、採用動画はオンライン採用が主流となっている今の時代に欠かせないコンテンツとなり、また、4割の学生が「採用動画が選考参加や内定承諾の決め手になっている」と、回答したことにより、意思決定のための有効なツールのひとつともいえるだろう。
この調査は、6月14日~6月21日にかけて、就職活動中・就職活動の経験がある2022卒の大学生を対象にインターネット調査で実施。回答者数は417人。
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)