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2021年9月3日

コロナ禍での中学入学に、小6生の7割が「不安を感じる」と回答=ベネッセ調べ=

ベネッセコーポレーションは1日、全国の小学6年生と中学1年生を対象に「コロナ禍での中学入学に関する意識調査」を実施したと発表した。その結果、来春に入学を控える小学6年生、この春に入学した中学1年生ともに、中学入学後の生活・学習面での変化にうまく適応できないこと、いわゆる「中1ギャップ」に関して、コロナ禍ならではの不安を感じていることがわかった。

小学6年生とその保護者を対象にした調査では、7割が「不安を感じる」と回答した。中学入学への不安意識は全国の小学6年生の親子の間で広がっている。中学入学後の生活・学習面の変化に戸惑い、うまく適応できないことを表す「中1ギャップ」は例年起こっているが、今年は特にコロナ禍による小学校での学習不足により中学の授業やテストについていけるかといった不安や、マスク生活の中で友だち作りができるか心配する声が特徴としてあがった。

また、この春に入学した中学1年生が感じた「中1ギャップ」は、「テスト勉強」が最多という結果に。コロナ禍で入学した中学1年生が実際に感じた「中1ギャップ」は、「テスト」や「授業」など学習面に関する課題が最も多くあがった。小学校時代に「もっと学んでおけばよかった」と感じる項目は「英単語を覚えておくこと」「算数で計算をミスなくできるようにしておくこと」「小学校範囲の漢字を覚えておくこと」となっており、基礎・基本に関する項目が上位に。小学校時代から続くコロナ禍での学習遅れや基礎・基本の習得不足が定期テスト勉強への困りにつながっていることがうかがえた。

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